大型連休どうする。

時間を無駄にしないで欲しいものです。少年老い易く学成り難しですから。
有史以来の珍事と申しておこうか。いや、愚策と言おう。
今日から、慶事とは申せ……10日間国民に「働くな」という馬鹿げた超大型の連休が始まる。
あなたは風薫るこの季節……どんな予定を組んでいますか。仕事との折り合いは?
私は4/30と5/1は、出社して積み残しの仕事を片付けようと思っています。
同時に、来し方行く末……31年間の平成を顧みて、新たなる令和をどう生きるか、
そんな大層なことをじっくり考えてみたいと思います。時代の変わり目、良い機会ですから。
新たなると申しても、私の残りの時間は限られ、大方が見えています。
ひとりの人間やれることなど、たかが知れています。
でも、残りの人生でやれることは何か。考えてみるのは良いこと。
その意味では、二日間まるっと考える時間ができるのは珍事と申しておきましょう。
愚策と乱暴な言葉を使いましたが、実はこの連休も無休で働く人たちが大勢います。
取分け、サービス業はかきいれどき、観光地なども大忙しです。
連休に働きたくないと、どこも人手不足、悩んでいる営業所や商店も多いとのこと。
この格差ってどこにあるのでしょうか。
観光地といえば、増加するインバウンドと大型連休で押し寄せる観光客。
そのマナーの悪さ、対応に苦慮することになるのでしょうが。
観光大国の話です。イタリアのフィレンツェやローマなどの主要都市では
マナー違反を罰則する条例が広がっているとか。
日本の場合は多少のマナー違反には、せっかくお越し頂いのだからと、
比較的大目に見る傾向がありますが、彼の地は容赦ない。
フィレンツェでは目抜き通りで飲食すると最大500ユーロ(約6万円)の罰金。
「道端で座って飲食する人で溢れ、通行の邪魔になる」との住民の苦情に答えたもの。
市長も「今後も街を汚す観光客とは戦い続ける」と鼻息は荒い。
ローマでも午後10時以降の路上での飲酒や集団ではしご酒をした人に対し、
罰金を科す条例の制定が予定されている。観光客がトレビの泉で全裸で泳いだり、
スペイン広場にある噴水を破壊したりするなどのトラブルが相次いたからだそうです。
他にもスペインバルセロナでは観光客の宿泊を目的とした施設の固定資産税を引き上げたり、
オランダの首都アムステルダムでも観光客向けの店を新たに開くことを原則禁止したりと、
自治体は住民の不満に敏感に対応している。
観光大国を目指す日本、五輪を機に一層の来日観光客を増やす計画。
欧州の観光立国に悩みも遠からず来る。今から色々考えるべきなのかも。
同時に、日本人観光客のマナーがインバウンドに影響を与えることも、
考えるべきではないか。そんなことを思いつつ、超大型連休にそなえる。
それにしても、まともに連休が取れる人は、せっかくの休みです。
無駄にしないで欲しいと願います。少年老い易く学成り難しですから。Goto

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