傘寿の祝い

老いてたまるか。坂の上の雲に向かって歩くぞ。
気の置けない仲間と集う異業種の交流会が、今年で40年を迎えました。
40年という月日は、半端ないですね。なんせ昭和の時代に始まったのですから。
何人かが、リタイアし鬼籍に入りました。
世代交代もあり、親子で入会、親しく交流する仲間もあり、
年に5、6回の集まりですが、会うたびにそれぞれが頑張っている姿に触れ、
兄弟のない私にとっては、親戚とか従兄弟会のようなものです。
チャーター仲間のひとりが、傘寿を迎えました。最長老ですが、仕事は現役です。
人生100年時代です。還暦なんて人生の折り返し点、古希でやっと一人前、
喜寿でいっぱし。80歳まで現役で頑張っている人こそが、社会のリーダーです。
卒寿って、還暦や古希ほどには注目されませんが。
超高齢化社会の日本です。これから最も祝意を表す年齢が卒寿です。
卒寿の祝いをもっと広めたいと思います。
卒寿って何色で表現するのか、ご存知ですか。
オールドラガー達は、試合に身に付けるパンツの色で年齢を示すそうです。
60代は「赤」70代は「紫」80代は「黄」そして90代(卒寿)は「黄金」です。
傘寿は黄色ですが、黄金の輝きを得るまでもうひと頑張りせよって、
まだまだ、へこたれるなとの意味も込めて「黄色」なんだそうです。
卒寿氏曰く「身体は随分ヨレてきましたが。気力の衰えを感じることはない」
「まだまだ、私は不完全です。未熟です。未完成だと自覚しています」
「1日に1度は肉を食べ、若い人たちとの語らいにエネルギーをもらい、
卒寿目指して、己を磨いて行きたい」と覚悟のほどを。
メディアの影響もあるのでしょうか、頑張る高齢者が事故でも起こすなら
「75歳まで働かせてるのか」なんて怒りの見出しが踊る時代だが、
一方では人手不足が社会問題化し、もう一方では「働く高齢者」を認めない。
如何にもチグハグではないでしょうか。
「時間も意欲もある人なら、75歳なんて言わず、傘寿まで働かせろ」
傘寿にして、意気軒昂な仲間の声に、古希の私としては、ウカウカしてられない
背筋をピンと伸ばして、「坂の上の雲」に向かって歩みたいものです。Goto

コメント