土用丑の日

季節の変わり目には体調を整える必要がありますね。
うなぎを食べましたか。牛肉を食べましたか。
何か「う」のつくものを食べましたか。土用入りから1週間……丑の日です。
今日は台風模様ですが。夏本番、猛暑日が始まりました。
夏バテしてなるものかそんな思いです。
土用ってなんですか。そんな質問をされたので、私なりに。
暦で立秋前の18日間を指します。7月20日が土用入りですから、
8月8日の立秋までを「土用」といいます。夏から秋への季節の変わり目のことですね。
ということは、立秋、立夏、立冬前の18日間も土用ってことです。
つまり土用は年4回あります。「春は木、夏は火、秋は金、冬は水、そして
季節の変わり目となる18日間は土が支配する」中国の陰陽五行説に由来するそうです。
現在は夏の土用だけが年中行事になっていますが。
春秋冬の「土用」もなんらかの形で行事化すれば、
季節の大切さを学べて良いのではないでしょうか。
情報誌で文化を作る我々です。考えてみたいですねぇ。
だって、夏の土用に鰻食べて精をつけろと、食習慣化を推奨したのは
蘭学者で稀代の発明家「平賀源内」です。彼は好物の鰻を食べる
行き付けの「鰻屋」で。店主から「夏場は客不足になる。なんとかならねぇものか」と
相談され「う」のつくものを丑の日に食べれば夏バテ防止になると……
鰻屋の店先に「本日土用丑の日」という貼り紙をしてブームになったとか。
源内さんって広告屋になっても通用しましたね。
土用の丑の日にうなぎ食べる……根拠って嘘か本当か、そんな程度ですが、
夏バテで食欲が減退しても鰻を食べると何となく元気になった気がしますから、
不思議ですね。
でも、昨今、うなぎは高級食材です。食べるには、財布と相談しながら、
覚悟が入りますねぇ。そんなで「う」がつく食べ物ならと、牛の肉も加わりました。
でも国産の牛肉もなかなか高価ですが輸入肉の「牛丼」も良しですね。
脂っこいモノはねぇと、躊躇する人には、疲労回復効果のある「梅干し」や
消化の良い「うどん」という手もありますね。猛暑で火照った身体には冷却効果のある
「ウリ」なんていう手もありそうです。そうそう病気ならないおまじないに
丑の日風呂に入る「丑湯」なんていう習わしもあるそうです。(季節を愛する便りから)
さて、取り敢えずは「風呂」浸るとして、
今日はどんな「う」の付くもの食べようか。
卯の花を肴に、喉越しの良い淡白な冷酒をちびりちびりも。Goto

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