8位までの入賞者に贈られる表彰状は「1300年の伝統を誇る美濃和紙」に決定。
東京五輪まで1年を切りましたね。
新聞紙面では東京駅に設置されたカウントダウン表示に始まり、
様々な「オリンピック噺し」が連日掲載されています。
言いたくもないのですが、あれだけ経済疲弊につながるとか、
そんなにコストを掛けるなら、社会保障費に回せとか、そんなお祭り騒ぎをやってる場合かとか
散々に五輪誘致に反対していた、朝日も毎日も「オリンピック噺し」で持ち切りです。
新聞なんて所詮はそんなモノ。お上のやることは「権力の乱用」だと
まずは反対して置いて、風向きが変われば、煽り、盛り上げる。
何となくシラけますが、僻みっぽくなった歳のせいにしておきましょう。
カウントダウンと同時に発表されたのが「金・銀・銅」メダル。
写真でしか、分かりませんが、アスリートたちの「夢」がこのメダルだと
思って見つめますと、どの色も輝きを増しますね。
なぜか全国的なニュースにはなりませんでしたが、メダルと同時に組織委員会は
表彰状(各種目とも8位までの入賞者に授与される)に「手すきの美濃和紙」(そうです、
1300年の伝統を今に伝える岐阜県産の和紙)を採用すると発表しました。
メダルとはひと味違う「日本の伝統・文化」が贈られることになりました。
美濃和紙はコウゾウを清流長良川で晒し干し一枚一枚を丁寧に手すきしてきた文化遺産、
1969年には国の重要無形文化財に指定されました。我等が岐阜県の誇りです。
(因みに表彰状はA3判で総計1万7600枚が使われ、来年5月までに納入される)
岐阜県や美濃市が2年前から地道にその価値を訴えてきた結果です。
関係各位のご尽力に改めて敬意と感謝を表します。
美濃市の手すき職人は36人。総動員で作業がスタートしました。
(デザインは未定だそうですが、伝統の美濃和紙ならではの「すかし」も入れるとか)
五輪の表彰状に採用されたのを契機に、美濃和紙が見直され、使用者が増え地域の活性、
地方創生に繋がれば、こんな楽しい「オリンピック噺し」はない。
良し、まずは我が社の優秀者表彰の賞状、次回からは、美濃和紙五輪仕様にしよう。Goto
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