日本は、世界中でいちばん祝日が多く、いちばん「働くな」という国です。
さてさて・・・今年は曜日周りが悪く、大型の連休が取れないと
嘆いているあなた!、日本の祝日って16日あります。祝日と祝日の間の平日も休日。祝日が日曜の場合、翌月曜が振り替え休日。日本は世界有数の祝日大国です。
それにポピュリズムの極み。「労働時間の短縮」働かないことを是とする
「働き方改革」などという亡国論が定着。もっともっと安め。遊んで暮らせと
煽り立てる。その声を本気にしている国民は、今日は仕事に行きたくないと医療機関に行けばすぐに精神に疾患があると診断書を書いてくれる。金儲けですからね。そして長期療養。働かないように働かないようにと国を挙げて推奨する。
そんな馬鹿げた国がどこにあるのか?
と、まぁ・・愚痴っているのだが。中小企業にとっては極端に生産が落ちる
GWは地獄です。だって金融機関の金利だってGWだから取らないわけではない。売上が落ちようが利益が見込めまいが掛かる経費に変わはないと。
ブツブツ言いたいのだが・・・
いったい、どんな経緯でGWなる亡国連休が登場したのか?
日本人の「労働は美徳」であるとの「勤勉」な国民性を壊さなければ、
いつなんどき、軍国主義が復活戦争への道を進み始めるかも、そんな不安をGHQが持っていたのは間違いない。
GHQの一部局CIE(民間情報教育局)の文書によれば「国民の祝日に関する法律」が1948年7月に施行。この祝日法は「CIEの意向が色濃く反映、目的は祝日を増やすことで軍国主義の排除にある」と明確。しかし「子どもの日」だけは米国の意向ではなく日本側の提案だったと書かれている。
どんな経緯で5月5日が「子どもの日」になったのか。
当初は3日にする案が。5日は端午の節句あまりにも男の子の祝日になる。
3月3日が女の子の節句だから・・その折衷案で5月3日に・・・しかし、「祝日法」の審議で、憲法記念日を交付日の11月3日にするとしたのだが
明治天皇の誕生日である明治節に憲法記念日にするのは米側が難色を。
それで、5月3日が憲法記念日・子どもの日が5日にスライド。
祝日法は「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福を図るとともに、
母親に感謝する」として「母の日」や「婦人の日」も祝日候補だったので
ごちゃ混ぜにしたようだ。それが大型連休誕生の本当のところらしい。
でです。GWと名付けたのは。
大映と松竹・二つの映画会社が、獅子文六原作の「自由学校」を
51年の5月5日に同時封切りするという前代未聞の火花を散らし、
大映版が松竹を超える大ヒット。大映の役員が大喜び、正月やお盆と並ぶ特別な週にしようぜ・・そうだ「黄金週間」がいい。となってゴールデン・ウィークに・・・
まぁ、経緯を知れば実にたわいないこと。
日本国の衰退。色んな理由があるだろうが、資源もない国が戦後
紛いなりにも繁栄してきたのは、GHQの祝日を増やして日本人の労働意欲を削ぐ政策にも負けず・・・24時間働けますかと、働いてきた企業戦士のおかげだったのだが・・・政治の迎合主義により働かないことに飼い慣らされてしまった。休暇のあり方・真剣に考えるときが来ているのではないか。Goto
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