皇統の安定に現実策「女性宮家」の創設を・・・
読売新聞が、皇族の減少が深刻だとして、いつまでも先送りを続ける与野党に
緊急提言(5/15)を行った。これぞ新聞の役割と使命だと高く評価したい。
誰がどう考えてもだ。皇統の安定・継承を望まぬ国民は別として、皇位継承権を持つ皇族は3人しかいない。存続が不安視される現状に答えをだす時だ。
まったなしだ。
この議論・現皇后がご懐妊のタイミングで議論が始まった。
20年になる。政府・国会は何をしているのだ。現行制度のままでは
秋篠宮家の悠仁さまに男児が生まれねば、皇統が途絶えてしまう。
それで良いなら話は別だが・・・社会の安寧を祈る天皇の姿に
励まされ、勇気をもらう国民は多い。皇室は必要だってこと。
読売は提言する。
女性皇族が結婚後も皇室に残って当主なる「女性宮家」の創設を掲げ、
皇族するを確保すべきだとする。同時に、女性天皇に加え、将来的には
母方のみが天皇の血を引く女系天皇の可能性も視野に入れた制度改革を
提案している。私はこの提案に賛成である。
現法では、結婚に伴い女性皇族が皇室を離れたり逝去されれば
天皇陛下を支える皇室がいなくなる。現在でも15人だ。女性皇族の離脱を食い止めねば国民の安寧を祈る祭祀や国際親善などを担う方もいなくなる・・そのために「女性宮家の創設を」という読売の提案を否定する理由はない。
現行の皇室典範。父方が天皇につながる「男系男子」に皇位継承権を限定している。この男系男子にこだわれば象徴天皇制の存続は難しくなる。歴史上、女性天皇は8人存在した。憲法は皇位について「世襲」と決めているだけで、政府も女性・女系天皇を「憲法上は可能」と解釈している。
であればだ。堂々巡りの議論を繰り返していても埒があかない。
ここは、読売の提案を前提として、皇統の存続最優先で、女性宮家を創設、
女性・女系天皇を認めるべきである。その数も5人である。
もちろんだが、女性皇族の意思を尊重することが大前提だが。
それにしてもだ。男系男子による皇位継承を重視する自民党って、
勘違いしていないか。角を矯めて牛を殺す。皇統が存続できなくなったら、
それこそ、国民はもとよりご先祖さまに申し訳ないではないか。
新聞の力が衰えた。
しかし、20年も不毛の議論を続ける国会に・・
皇統問題を堂々と提言する、読売新聞に新聞の使命を知る。Goto
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