政治が問われる

15年以内に外国人が10%以上暮らす国になる。

総務省発表、日本に住む外国人は367万7463人。
13年の調査開始以降、最多を記録した。外国人の増加は都市部から地方に拡大しつつある。前年からの増加比は、北海道19.57% 、宮崎18.28%、佐賀16.39%、鹿児島16.37%、長崎15.90%の順である。九州の率が高い。

人口では関東圏が圧倒的・東京・72万人、神奈川28万人・埼玉25万人・千葉22万人、中部圏では愛知が32万人・関西圏では大阪32万人となっている。

私がいつも「眉唾の統計」だと思う国立社会保障・人口問題研究所は23年に公表した将来推計人口で、外国人が40年頃まで毎月16万人程度増加し、67年に日本の総人口の10%を超えると予測するが・・・

法務大臣は「40年ごろに10%を超えることを想定すべきだ」と違う見解を示す。私はもっと早くて10年後には1000万人を超えると思う。

理由はいくつかあるが。昨年は日本人人口が90万人減少。(出生数68.6万人・死者数169万人)自然増減91万人。過去最少と過去最大となった。少子高齢化でこの差が急速に広がり、人口問題研究所の発表よりも格段に早く来年には100万人を突破するだろう。15〜64歳の生産年齢人口は7125万人。(昨年より50万人減)

6500万人を割ってくれば、労働不足が顕著に。経済が回らなくなる。そうです。もう20年以上前からわかっているのに、政府が無策だからだ。(政府を選んでいるは国民だが)そうなると外国人労働者を増やさねばならないのは必然だ。だから、40年頃には外国人は1000万人・人口の10%に近づく。

先の参院選・ポピュリズムが台頭。外国人排除を目論む政党が躍進したが、
次の総選挙では、移民の問題が大きなテーマになることは間違いない。
私は移民賛成派だが。現状のようななし崩し的、流入には反対である。

こうなることは誰もがわかっているのに、政府の対応が如何にも遅い。
政府は「外国人に関する課題に省庁横断で取り組むための司令塔組織を内閣官房に先月、新設した」が、さてどうなることか。

全体の人口が減少する中で、東京一極集中は更に加速している。
「東京は賃金も高く、キャリアアップの機会も得られる。地方からどんどんと人が集まる傾向が続く」この状況もなんとかせねばと言われて久しい。

全てを政治の責任にはできないが。
大きな視点で、この国の人口減少問題を真剣に解決しようという政治家はいない。私は解決方法は二つしかないと思っている。一つは人間がやっている労働をITに委ねるってこと。生産工場のロボット化は進んでいる。例えば自動運転を加速すれば、人や物流に関する労働力が減少する。

もう一つは移民である。受け入れるのか?入れないのか?
そんな議論をしている場合ではないだろう。もう15年もしないで
1000万人以上の外国人が暮らすことになるのだから・・・Goto

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