技能五輪国際大会にエールを!
若者の金髪、茶髪、ピアスに「何だ此奴、チャラチャラしやがって」と、青春時代「長髪にジーパン」で大人の批判に晒されたことなど、全く忘れて、「ブツブツ」ぼやく。自分の事は棚に上げ、表面的なことで、若者の批判をする。自分が情けない。
49種目中、メダル32個(金16、銀5、銅3、敢闘8)凄いね。30種目中メダル52個(金12、銀17、銅15、特別8)凄いね。今月、静岡県で史上初めて同時開催された「第39回技能五輪国際大会」と「第7回国際アビリンピック」の日本選手の成績。
技能五輪は22歳以下の世界各国から集った若者が「匠」の技を競う。アビリンピックは障害がある人が技能を競う国際大会だ。採点は過去の出場者から選ばれた審査員(エキスパート)が決める。最高得点の選手から金、銀、銅と授与されるが、2点差以内は同一メダルとなる。「溶接」の部では日本、カナダ、韓国の3選手が金メダル獲得した。競いながら讃え合う。素晴らしい若者の技能国際大会だ。
中部地区は物づくりのメッカと云われる。しかし、産業構造が三次産業にシフトする時代、この地方でも一次、二次産業への関心が薄れ、職人の高齢化、その「技」を継承する若者の減少は深刻だ。そんな折、ユニバーサル技能五輪国際大会開催の意義は大きい。
「技能五輪選手には金髪、モヒカン、耳に2個のピアスの子もいる。でも、競技が始まると目の色が違ってテレテレもチャラチャラもしていない。どの子も仕事は律儀」と大会総合プロデューサーの残間理江子さん。
東国原宮崎県知事が徴兵制に言及、物議を醸している。徴農制と言い換えたようだが。若者を力ずくで、大人の思いに強制することは出来ない。大人がそうであったように。大人がやれることは、大会会場に足を運び、選手に惜しみない拍手を送る事ではないだろうか。勿論、マスコミは大々的に取り上げるべきだ。
「汗流し」、真摯に仕事と向き合う若者に熱いエールを送り、温かく見守れる、そんな大人でありたいものだ。それにしても、同じ若者、チャラチャラな女子高校生、制服のスカート丈が年々短くなるのが気になる。全高入学制よりも、農業の「技」を磨く、徴農制に一理あるかもしれない。
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コメント
コメントありがとうございます。
共感します。とてもよいお話です。ありがとうございました。