地方一揆

広告業の役割と使命は重いものがあります。
今日は第7回目のJLAA(地域広告会社協会)の総会です。
北は北海道から南は九州鹿児島から。地域に根を張る広告会社の仲間が江戸に集います。
私もこのブログを書き上げたら出かけます。
昨年のブロック会議(9月から全国6会場で開催)で議論して以来です。再会が楽しみです。
ブロック会議では、広告屋は「元気を売る」商売です。地方の疲弊に怯えて、大変だとか、厳しいだとか愚痴はいうまい。むしろ、協会のメリットについて。サービス業の生産性のアップについての議論とか。成功事例の積極的な交換とか。地域の元気をけん引しようとか熱く語り合いました。
その後、日本の経済は急激な収縮を繰り返しています。明るい兆しがないわけではありませんが、依然として、先の見通しが立たない状況にあります。
広告の業界は、景気に左右されます。回復しますと一気に活況を呈しますが、不況の音が聞こえますと、最初にコストカットされる憂き目にあいます。その意味では、嵐の中での総会となります。
私は、参集頂いた仲間に、こんなことを訴えようと思っています。
不況風にびっくりして、日本中の企業が広告経費の蛇口を閉めました。その結果、内需が収縮し、日本の経済に多大の影響が出ています。その現実に負けてはいませんか?
JLAAは地域に根を張る広告会社の連合体です。それも、地域の活性化のため、あらゆる研鑚を惜しまぬ集団です。だからこそ、ここに集ったのです。地域社会を元気にするのが仕事です。
その仕事に携わる者たちが、元気をなくしてどうするのですか。
日本は不況から、何時、脱却できるか分りません。日は再び昇らないかもしれません。
それでも、地域には人が生き、人が暮らしています。その地域を元気にし、街に活力を与える仕事を放棄してはなりません。なぜなら、それが広告の仕事に携わる者の、役割と使命だからです。
本日の総会には、使命が果たせる盛り沢山の仕掛けが用意されています。
研鑚を積むことのできる「内容」が随所に盛り込まれています。
一つは、根本的な問題として、地方が元気になるための「国のかたち」の提案です。
一つは、時代遅れのメディア・ラジオから、何が見えるかという問い掛けです。
それに、全国各地の仲間からの成功体験の報告です。
準会員メンバーからの新商品や面白い発想のプレゼンテーションです。
そして、今期のJLAAのテーマを「地方一揆」とします。
このテーマは、8年前、京都でJLAAが産声を上げた時。
地域から広告旋風を巻き起こそう。地方の広告会社の心意気を示そう。と掲げたものです。
JLAAの原点です。それを、今期もう一度掲げ、この嵐に立ち向おうと思います。
今日1日。存分に議論し、明日への不退転の決意をしようではありませんか。
と、訴えるつもりです。
いけねぇ〜。岐阜駅を6時37分の電車に乗らなきゃ。
総会前の理事会に遅刻してしまう。
                                   Goto

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