おこがましいのですが・・・・・お言葉を私なりに、理解しました。
新聞の素晴らしさは、何度も記事を読み直すことができることです。読売新聞(13日付)に掲載された、天皇陛下の即位20年記念式典での「お言葉」全文を、何度も読み返して、感動しています。
私如きがお言葉を解説風に述べるのもおこがましいのですが、陛下の20年の思い(1500文字)に触れ、思わず涙が出てきましたので、あえて、お許し願いたいと思います。
ゴルフの石川遼君や体操の内村君ら平成生まれの若者がスポーツをはじめ様々な分野で活躍するようになった。と、20年の歳月に思いを馳せられ・・・・・。
即位以来、国内を訪ね「国と国民の姿を知り、国民と気持ちを分かち合うことを、大切なことである」と皇室の有様を・・・・。そしてこの国が抱える「高齢化」の課題を察せられ・・・・・・。
「人々が助け合い、自分たちの住む地域を少しでも向上させようと努力する姿を楽しく見てきた」と疲弊する地域に「和」の尊さの必要性を示唆されている。
ベルリンの壁崩壊で、それまで外部からはうかがい知れなかった東側の歴史的事実が明らかになり、その結果、透明な世界が築かれていくことに喜びを持ったと、20年間の国外の出来事を総括され・・
先の戦争を風化させてはいけない。若い人に正しく伝えることが、この国の歩みにとり大切であり、世界の人々がともに平和を享受できることに繋がると・・・・恒久平和を祈念された。
そして、困難な課題に直面しているが、絆を大切に、英知を結集して、相携えて努力すれば困難は克服できると、国民への信頼を述べられ・・・・・。
さらに、平成2年の即位礼の日、午後の日差しが国会議事堂を茜色に染めていた光景を思い出したと、政治の有様を諭され。これまで寄せられた国民の善意を顧み、自分のあり方と努めに思いを致す。と・・・・・・。
最後に、今日の式典に厚く感謝し、国の繁栄と国民の幸せを祈ります。と結ばれています。
我々地方にいる庶民は、式典の模様は報じられた新聞で知り、国民の祭典はテレビのニュースを観て奉祝に参加させて頂くのみですが、「お言葉の全文」を読んで、改めて、両陛下の慈悲に触れた思いです。
テレビでの「国民祭典」の模様。最後にマイクの前に立たれ「寒くはなかったですか」「どうも ありがとう」との「ありがとう」に、万感の思いが伝わります。心に沁み渡りました。
果たして、私の「ありがとう」は、感謝した相手の心に感動を与えるような「ありがとう」だろうか・・・・・。
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コメント
「国民祭典」はやはり、天皇のお言葉のように「とても寒かった」ようです。祭典に出たAHさんが教えてくれました。でもそんな参列者にへの気配りは天皇皇后ならではですね。清い心にリスペクトです。