ゆがみ

年齢と行動様式に固定概念はないか・・・・・・。
高齢社会の歪みについて考えてみます。最近40歳前後の人たちの活躍が目立ちます。
40前後の世代は、20代から見ますと、若者ではないとの印象があるようですが、やはり若い。
特にスポーツの世界では、40代の世代が頑張っています。サッカーのゴンこと中山選手が、チームから不要の烙印を押されましたが、まだ、現役で頑張ると宣言。40代の心意気を見せました。
一世を風靡した選手。もう、ぼちぼち引退した方が良いのではとの声も聞こえますが。
私は、その気力と体力と心意気に敬意を表すとともに、社会のゆがみを感じます。
40代のスポーツ選手が活躍できるのは、日本人の体力が、随分、変わった表れではないかと思います。私たち還暦世代も、一昔前と比べれば、随分、若くなったのではないかと思います。
60歳と言えば、とんでもない老人だと思っていましたが、身も心も充実していて、若者には、まだまだ、負けないと気合い十分です。それが、若い人の成長を阻害する要因になっている面はありますが。
長寿社会とは、ただ、長生きするだけの社会ではありません。長生きの分だけ、若さが持続できる社会でもあります。年齢と行動様式に固定した概念があるとすれば、そこには「ゆがみ」が生じます。
若者とは概ね20代だ。と規定したままですと、40代は若者ではないとなります。となりますと「ゴン中山選手」が、現役でいることに無理があるということです。その固定概念が「ゆがみ」の元です。
人生80年時代。たしかにそうなりました。しかし、その現実に、人々の意識が追いつかない「ゆがみ」を、どこかで、誰かが修正する努力をしない限り、社会保障など、高齢化対策に応じられなくなるのではないかと考えます。                                      Goto
追伸            
43歳。若きゴン中山選手の活躍に期待します。
それと、来年40歳になる、我らがドラゴンズ「谷繁捕手」がFA権を行使せず、「この球団で、巨人を倒したい、その為に力になりたい」との若さに敬意を表します。 

コメント