景況感

最近発表された・・・政府の経済見通しについての見解・・・
地方と言うべきなのか・・・地域と呼ぶべきなのか?迷うところですが。中央の元気に比べそれ以外の地域の憂鬱度が増しているような気がします。景況感は・・起点をどこに置くのかで難しいのだが・・・。
広告の仕事は、幅が広い。すそ野が広いと言っても良い。経済活動のフォローをするだけではない。行政サービスの補完もすれば、社会生活に関わるあらゆる情報を扱う。文化振興のお手伝いも、教育の助長といった人間の本質に迫るテーマにも拘るなど・・・広告の仕事は、まさになんでも屋です。
そんな・・・・なんでも屋ですから・・・地域に根差して、地域の隅々の情報を扱うようになると、地域で起こる大概の出来事が分かるようになります。勿論すべてとはいきませんが・・・。
このところ・・・・このところとは、今期の上半期のことです。広告業界の業績は意外と好調だとの話が聞こえてきます。本間かいな?と疑いたいところですが・・・・順調なテレビCMが発信源のようです。
それに引き換え・・・なんでも屋が地方の情報を収集してみても・・・上向きで元気の良い話は、とんと耳にすることがありません。巷では・・二番底が囁かれ始めていますが・・・その懸念もあながち、ガセではない気がしています。
いやいや・・・暗い話をしているのではありません。地方・地域の状態が中央でも起こったらどうなるのかと心配しているのでもありませんし、地方の分まで、頑張って牽引して欲しいと懇願しているのでもありません。
景況感は・・・その地域やその人の置かれている立場で違います。ましてや、景気なんてものは、心理的なモノです。何事にも動じない人に取っては取るに足らないことです。
広告の仕事は何でもありです。自分達の住む街。暮らす地域が、広告の仕事を通じて・・少しでも元気になる方途はないのか?役に立つことはないのか?そのことを真剣に考え、出来ることから行動を起こすことが・・・広告の仕事に携わるモノの使命ではないかと・・・・・景況感をノー天気に考えています。
人間・・・真面目に働いていれば・・・お天道様と米の飯は付いて回ります。             Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    かなりオーバーな筋書きと演出で・・・茶の間を賑わせた龍馬伝も11月で終わります。
    誤解を恐れず・・・ご質問にお答えします。この国はアリ天国です。ただし条件があります。認知症になっても・・・長生きすればの話です。
    高齢者への社会保障は異常なほど厚遇です。アリも自分が誰だか分からなくなるまで長生きすれば・・・みんなキリギリスのようになれます。
    そもそもキリギリスは・・残念ですが・・・いつの世も生まれながらにしてキリギリスです。この国のキリギリスの最たるものは役人です。その役人を操るのが政治家の筈です。その政治家を選ぶのはアリです。そのアリが老後の保障はするからと・・キリギリスになった政治家と、そもそものキリギリスである役人に騙されているのです。これが悲しい現実です。
    しかし、ここに来て、高齢者に対する十二分な社会保障ができなくなりました。アリも何となくおかしいぞと・・気付き始めました。その気付きを覆い隠す役目を担わされているのがマスメディアです。ですから、当分はアリとキリギリスの関係はこのままだと思います。
    私はアリで良いと思っています。まじめに働いて・・・朽ち果てて行く。人間なんて、万物の霊長と威張ってますが・・・所詮・・・アリです。それでいいのです。
    龍馬は・・・アリがキリギリスになる国をめざしたのでしょうかねぇ・・ 少なくとも岩崎弥太郎はキリギリスになりたかったようですが・・・・      Goto

  2. ブラジル龍馬 より:

    「人間まじめに働いていれば・・・。」 同感ですが・・・。
    日本では自治体首長の育児休暇で、少しにぎやかですが、これは真面目に働いたうちに入りますでしょうか?私には「リーダーが休むのは一番最後だ。」という橋下知事の意見がもっともに聞こえます。(古いのでしょう。)
    ブラジルでは、国民等しく1年に30日間の連続休暇(フェリアス)を取ります。市長、知事、大統領も同じです。
    勤勉で長生きするアリが不景気で、毎年お休みがあるキリギリスが好景気なのは一過性のものでしょうか?
    イソップならぬGOTOさんにお聞きしたいものです。

  3. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    ご子息・・・中学校の卒論で「コミュニケーション」それも広告を論じるとは・・・優秀ですね。33年間・・広告の仕事に携わっていますが・・今尚暗中模索です。ぜひ・・そのまま大きく育って頂きたいものです。広告業界のためにも。   Goto

  4. まい より:

    御無沙汰しております。
    「広告はコミュニケーション!」
    これは、昨年息子が、なりたい職業を題材に取材してまとめた中学卒論の表題です。また、最後には時代や媒体がかわろうとも、広告の本質はかわらないとし表題をくりかえしてました。
    きっと、どなたかの受け売りなのでしょうが、息子なりに取材をとおして「広告会社とは?」を考えた中での結論だったのでは。
    コミュニケーションのとり方、関わり方はターゲットによって変わっていくでしょうし、素人には計り知れない御苦労があるのでしょうけど、これからも夢ある広告と会社のご発展を期待してます。