気鋭の論点

デフレの要因について・・・・。
うーむ・・・・成程・・・・と納得した気鋭の論点(日経ビジネス・京大中嶋智之準教授)を読んだ。
説明の前に・・・一言。自民党のことだが、野党になったのだから・・野党的与党攻撃も仕方がないのだが・・・
予算委員会のやり取り・・・900兆を超す国債を発行したのは・・・どこの政党が政権を握っていたときなのか・・・始めて自前の予算を組んだ民主党政権の自信の無さには・・しっかりせよと言いたいのだが。
しかし・・自民党にバラマキ予算だと批判する権利が・・・あるのかと思うと・・・何とも、批判のための批判を繰り返している議論に虚しさを覚えるのは私だけではなさそうです。
この20年間で、一般政府(中央政府・地方政府・社会保障基金)の負債をネットの負債として、負債から金融資産を引くと1993年に83兆円だったものが479兆円に増加している。
増分の保有者は民間金融機関と公的金融機関が保有している。その原資は預金者である国民(家計)の所有と言うことになります。だが、この期間に家計の所有する資産は約2200兆から2100兆を推移し減少していないそうです。
だとすると、家計の資産が変化しないで預金や保険の準備金が増えたと言うことは・・・400兆円分他の何かが減ったことになります。・・・・経済学は難しいですね(私にもよく分からないのですが)・・・
1993年1187兆円だった派系保有地の価値が08年には765兆円と約400兆円減少しているそうです。
と言ういことは・・・経済全体で家計が保有する面積の割合は変わらないのですから、価値の減少は、主に地価下落でもたらされているとの論です。
そうか・・・日本は土地本位制です。土地の価値が上がらない限り、デフレは解消しない。
このまま政府負債が増え続ければ・・・土地の価値下落でも吸収することができなくなるってことです。
なるほど・・・デフレの根本要因は・・・・地価の下落かと・・妙に納得です。
そうなると・・いよいよ持って・・・となるのですが・・・国会でバラマキ論議などしてる余裕があるのかどうか?与野党とも・・・薄っぺらな批判のために批判など止めて・・もう少し気鋭の論点でも学んで欲しいものです。   Goto

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