痛いなぁー

ありのままを・・・素直に、率直に表現すれば良いのですが・・・
貴方は如何でしたか?小中学生の頃・・・私は・・・作文とか、読書感想文の時間が大嫌いでした。文章を書くなんて・・・とてもじゃないが、面倒で、鬱陶しい、何とか避けられないかとばかり考えていました。
おまけに・・・字が下手で・・手紙を書くなどは更に億劫でした。
でも、社会人になってからですが・・・出会った人には必ず礼状を出すべきだ。理由は、大切な時間を君のために使ってくれた相手に、敬意を表するのが社会人の礼儀だと教わって・・大いに納得・・・それから「邂逅の礼状」を必ず出すようにしています。
で、文章を書くのが嫌では無くなったかと申しますと・・・とんでもない。(手紙は文章じゃない・会話です)こうやって、毎日・・・拙文のブログを書くことさえ・・・もうすぐ4年になりますが・・・いつ辞めようかと虎視眈々です。
手紙を書く場合、私のコツは、季語も、前置きもなし。出会った時の印象を正直に書く。それが失礼になることもありますが・・・そう感じたのですから・・・そう書く。それから、学んだことを復唱する。それが出逢いの確認だと思い。
そして、本題を述べます。その際・・・注意していることは・・・一切の弁解はしない。反省はしますが。単刀直入に述べます。最後に、感謝の意と健康を祈り・・・再会を願う。のですが、問題は、面倒がらず、必ず礼状を出すことにあります。
毎日新聞の「記者の目」欄に・・・心打たれる声が書いてありました。
記者の名前は貝塚太一さん。内容は戦禍で荒廃したスーダンの取材で撮った写真を「出前授業」で小中学校の子供に見せたところ・・・・。
「栄養失調の幼児の涙にハエがとまる」(写真参照)写真を見て小学一年生から「この赤ちゃん、いたいなぁって、しんどいっていっていた」との感想文が届いた。一枚の写真で世界を変える・・・写真報道記者として・・意気込んで取材しているのに・・・なかなか読者に届かない・・・虚しさを感じていた時・・・
この感想文。「僕の言葉やキャプションに捉われず、言語の壁を越えて人に何ものかを伝える力が写真にはあると信じ、一枚の写真を撮り続けたい」と・・・感想文から力を貰ったと、記者としての覚悟を語っています。余計なことだが・・・こんな、熱い記者・・・貝塚さんには、毎日新聞を辞めないで欲しい・・・フリーにならないで欲しいと願う。
で、頬を流れる涙にハエが止まる写真を見て・・・・「痛いなぁ」って感想文が書ける小学校の一年生。
その感性って・・凄いって思うのですが・・・こんな感性は実は、誰もが持っているのだと思います。問題は、人間のさが何でしょうか?その感性を、経験や羞恥心で覆い隠してしまっていることではない化と思います。
文章なんて・・・素直に、率直にありのままを・・・表現すれば、人の心を打つモノだと「記者の目」は子供の感想文から・・・教えてくれるのですが。・・・素直な、率直な心は何処へ行っちゃったんでしょうかねぇ。文章書くのって・・嫌ですよねぇ・・・・・     Goto
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5/13毎日新聞「記者の目」より

コメント

  1. Goto より:

    どうも、PCの調子が悪いようです。
    頑張りましょうね。30年先はわかりませんが、今日を限りに一緒懸命に生きれば答えが見つかるかもしれません。私はこの小説で、平蔵が嫌いです。でも30年先を考えて生きる発想は大切だと思っています。私には10年本程でしょうが。
    コメントありがとうございます。

  2. レモンハート より:

    昨日、星を1時間くらい眺めていました。30光年先(30年前の星)の星を僕は観ている。薄皮をはがされた慢心だらけの星にみえました。30年後にみる星は谷底からあがき、それでも一所懸命に生きる星をみたい。その10年後は星々を慈しむ月(添え木)でいれたら...。星と本をみてロマンチックになりすぎました。

  3. レモンハート より:

    「三十光年の星たち」完読しました。過去の30年は誘惑、誘惑、誘惑、未熟、未熟、未熟、家族との別れ、慢心。現在の僕は逆境からのあがき、失意と落胆…。生きることは、どうしてこんなに苦しんだろう。商売ってなんだろう。理不尽なことばかり、もっと運のいい人間になりたいと思っていました。現在の僕が30年後の僕を形成する。現在が苦しいのは景気のせいじゃない、僕のせいだ。もう逃げない、一所懸命に戦う。30年後がどんな人生であれ豊かで深みのある人間になる。そして苗木を慈しむ添え木になる。
    僕は宮本輝作品を2冊づつ買ってきます。1冊は気に入った文章にアンダーライン。この作品もアンダーライン用にもう1冊買ってきました(笑)。