絵手紙

人と人の付き合いが希薄な時代です。
「君ねぇ。昨日の彼に礼状書いたかね」「えっ。出してない?」「君ねぇ。誰かが君と接触した時。それに反応しないのは、失礼ってモノじゃないか。ましてや、君の為に、考える時間を使ってくれたのだろ」と、先輩に叱られたのが・・・・・それ以来、私は手紙魔になりました。
私は、封書派。以前は太めのボールペンで、書いてましたが。ミミズが這ったような字で、恥ずかしくて。なかなか、筆が進みませんでしたが。ワープロが(古いですね)日常化するようになって、安心して。
最近は、メールでも発信しますが、基本は封書。パソコンで打って。プリントアウト。筆でサインして。郵送します。出会った人には必ず。邂逅に感謝して、思いを伝え、礼を述べます。月に30通が平均でしょうか。
このところ、若い人の間で「絵手紙」がブームだそうです。「絵手紙は手紙酒。本当に相手の気持ちがこもった絵手紙をもらうと酔心地になり車のエンジンがかかるように心が動き出すんです」とは、日本絵手紙協会会長さんの弁。
絵手紙は、儀礼的な時候の挨拶の代わりに絵を添え、文章は本当に伝えたいことだけを書く。
会長さんは、綺麗な字を書こうとせず、筆のてっぺんを摘まむように持って、集中力を高め、気持ちを込めて書くのが、コツだとも。
私の手紙も、前略がほとんどで、時候などない。思いが走る文章で、心が伝わればと、書いてますが、やはりパソコン文字では無味乾燥。肉筆の迫力には遠く及びません。
絵手紙は手紙酒と教えられれば、酒呑みの私としても、(酒呑みとは関係ないですね)絵手紙にチャレンジせねば。人と人の付き合いが希薄な時代です。責めても、手紙のやりとりぐらいは欠かさないような生き方を続けたいと思っています。Goto

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