新聞塾

だと、すると、問題は?
来春卒業の内定率が60%(10月1日現在)と文科省と厚労省が発表。就職戦線は依然厳しい氷河期が続くと、新聞は報じています。4割もの学生が、就職先が決まっていない??
ほんまかいな。との思いと、だとすると、原因は?なんだと首を傾げてしまいます。
企業が、不況を原因に、採用数を絞っているから。なんて、当たり前のことではないでしょう。
日本経済は、メディアが報じるほど、底の浅いものではありません。経営者も、先行きが不透明だからといって、将来を考えれば、人材確保を躊躇はしないものです。むしろ、積極的な企業の方が多いと思います。
だと、すると、問題は学生の側にあるのではないでしょうか。
最近、社員教育に力を入れる企業が増えたと聞きます。なぜなら、社会人になって、世の中のことが理解できていない。読み書きの力が不足している。そんな、社員では、戦力として役立たない。だから、基礎的な教育を身に付けさせるためだと。
勿論、企業の押し売りではない。「社会人になって会う人の層が広がったもっと世の中のことが知りたい」「社会人として、一般常識や文書力な基礎的な力の必要性を再認識した」といった、厳しい経済環境下での社員の問題意識がそうさせる面もあるようです。
だと。すると、企業は、再教育を必要とする人材よりも、即戦力が欲しいと、なります。
企業は永遠でなければなりません。そんなに焦って、即戦力を求めるのも、如何なものか。人生は長い。人が開花するのは、若さゆえでもなかろうと思います。しかし、世の中のことを、学生が知らないのが、就職戦線で勝ち残れないとしたら・・・
世の中を知る方法を知らないからではないでしょうか。
知る方法はただ、一つ。新聞を毎日、読むことだと思います。
因みに、この春、朝日新聞と日本能率協会が共同で、新聞をもっと仕事に役立てたい人のために、「世の中を読み解く力」を身に付ける「新聞塾」が開講されました。そんな塾を覗くのも、就職戦線に挑む、学生の覚悟かと思うのですが。 Goto
追伸
勿論、若い社員の多い我が社では、朝日新聞の天声人語を、日々、書写しています。

コメント

  1. 藤掛 庄市 より:

    新聞は、なんとなく決まった時間に読まなければならない感じです。朝刊を夕方読むのは、違和感があります。家でとっている新聞を外出する時に持っていく人も少ないです。
    今携帯電話を使っている若者は、そのうちみんなsmart phone を持つでしょう。Smart phone は、RSS を読むのにまったく便利です。いつでもとこでも読めます。若者の興味を引く記事も多いです。R25とか。しかも、どの記事も、日替わりの新聞記事と違って、一週間以上滞留?していますから、読みそこなうことがすくないです。
    とにかく、新聞記者の書く記事よりはるかに優れた記事やブログが多いです。
    近いうち、デモに行きます。

  2. Goto より:

    私も読み比べてみます。
    でも、新聞さえも、読まない若者が増えていることに、どう、答えを出したら良いのでしょうか?
    優秀な若者は、努力して、更に優秀に。
    努力しない若者は、ますます、落ちこぼれる。
    それを、社会にせいにして、何の解決になるのか?底上げに、新聞が貢献すると思うのですが。
    Goto

  3. 藤掛 庄市 より:

    新聞もいいですが、RSS でいろいろなブログ記事を読むほうが、もっと世の中分かるような気がしますが。
    ああいうものと、新聞を読み比べていると、新聞の底の浅さが見えてきて仕方ありません。