人に厳しく、自分に優しい。そんな大人にはなりたくないものです。
禁煙したのは?いつだっただろうと、思わず振り返ってしまいました。
JTの成人式を迎えた若者に送る「大人たばこ養成講座」(写真参照)の広告を読んで。
悪友に誘われ始めてタバコを試した時。思わず咳き込んで。小首を傾げながら指に挟み。市川昆監督の咥えたばこのポーズをマネして粋がってた頃。精神も、やることもまったくこどもなのに、酒とたばこで、大人になった気分に。たばことの関わり方でした。
30歳を三つ四つ過ぎたら頃だったと思う。宍道湖のほとり、一畑ホテルの会議室。健康に関するミーティングの席。周りを見渡せば、喫煙者は私一人だけ。何となくバツが悪かった。
その夜、11月下旬の山陰は寒かった。会議のあと、ブルブルって。ホテルの部屋に入り、シャワーを浴びたのが、悪寒が走る。熱が出たかなぁなんて、思いながら、ハイライトを一服。ゴホン、ゴホン。こりゃいかんと、灰皿に押し付け。たばこヤーメタと、ゴミ箱にポイ。
それ以来。たばこと縁がない。おまえよく止めたなぁー。なんて言われたのですが。吸うと、喉が腫れる。後味が悪い。食事が旨くない。もともと格好付けで。そもそも、たばこと相性が悪かったんでしょう。
だから、なのでしょうか?禁煙、禁煙と叫び。嫌煙なる言葉までとびだし。たばこ飲みを犯罪者のように敵視する風潮があるが、まったく気にならない。多少の紫煙を吸い込んだからって、どってことはない。むしろ、毛嫌いする人のヒステリックの方が煙たい奴らだと思う。
大人たばこ養成講座。広告では喫煙者は格あらねばならないと14項目指摘されている。それを一つづつ読んで、嫌煙家の人達は、マナーの悪い喫煙家を糾弾するのですから、当然、講座で書かれている大人としてのマナーは守れる人達なんでしょうねぇ。皮肉じゃなく。
人には厳しく。自分に優しい。そんな身勝手な大人にはなりたくないものです。Goto
1/9読売新聞
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