ヤラセ

理由の如何を問わず、言論を封殺するのは愚か者です。
あれだけ、ヤラセの問題が噴出した政府主催のエネルギー政策についての「国民からの意見聴取会」。三回目だそうだが。仙台では東北電力の幹部が原発推進の立場で。名古屋では中部電力の課長職社員が発言で、またヤラセと会場が騒然となったと各紙が報じた。
名古屋での聴取会。運営事務局を担当するのは広告会社。(多分、過酷な入札合戦で、勝利したんでしょうね。広告会社って、何でもやるものなんですよ)仙台のことはわかりませんが。広告会社の名誉にかけて申し上げておきますが。発言者は厳正な抽選で選ばれたのであって「ヤラセ」ではない。そんな度胸はいまの広告会社にはない。
抽選方法は、発言希望者の中から。将来の総電力対する原発の割合が、0%出あるべきと主張する人106人、15%18人。20から25%37人から職業や個人名がわからぬように番号で管理。無作為に抽選したところ20から25%賛同者として中電の課長が選ばれたそうな。偶然にしてはと勘ぐりたくなる気持ちもわからぬではないが。
発言中、会場から。中電の回し者か。とか、またやらせかとの批判が飛んだそうですが。私はその、ヤジは原発の0%派が飛ばしたと思いますが。自分の意見や考え方と違えば、相手を罵倒する。その偏狭な姿勢こそ、罵倒したい。恥じるべきだ。
「ヤラセ」であろうが、なかろうが。「福島の原発事故による放射能の影響で亡くなった人は一人もいない」との発言。電力会社の本音だと思う。トップの声は様々な要因を配慮して、玉虫色の発言が多く。推進を明確に主張しないのですが。現場の職員の思いが熱く語られたとするなら、それは貴重な意見です。
0%派の人たちこそ。人の意見を封殺するのは愚か者のやることです。
むしろ、しっかりと受け止め、冷静に反論すべきです。
それと、愚か者ついでですが。政府です。電力会社関係者の発言が続いたことに「実質的なヤラセ」との批判腰砕け。「電力会社はあまりにも当事者すぎる」と選び方を変えるそうです。
そんなことをすれば。それこそ、政府が言論封殺を奨励するようなもの。愚か者としか言いようがない。
20から25%は電力会社の方針だそうです。私なら、積極的に推進派の意見を聞いて見たいと、思うのですが。私も電力会社の回し者ですかねぇ!Goto

コメント

  1. Goto より:

    どうせ、おざなりの聴取会。電気止めて考えませんか。会場の電気を消し、反対意見をあふれるほど、聞いて見ましょうよ。電力エネルギーの大切さがわかりますから。Goto

  2. リミスキー より:

    納得です。白黒、デジタル化し過ぎの時代です。人の頭の中までデジタル化しようとしているように感じる今日この頃。人の心は決してデジタル化出来ないのですから・・。

  3. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    世の中。反対や批判を繰り返す時代ではなくなりました。協調とは申しませんが。違いや対立を如何に乗り越えるかに、知恵を出すべきです。でないと、日本丸は本当に沈んでしまいます。
    Goto

  4. リミスキー より:

    私も、賛成派推進派の考え方をしっかり聞いた方がいいと思います。反対派の人達も、ちゃんと聞く耳を持つべきでしょう。そして反論すればいいと思います。電力会社の社員の方々の考え方だって十人十色と思います。仕切った広告代理店さんの仕切りにも疑問を感じます。大手だから余計に不自然さを・・。