「甲(よろい)」

6世紀が姿を・・・賢者は歴史に学び、愚者は経験に翻弄される。
群馬県渋川市の金井東裏遺跡から「甲(よろい)」を身に付けたまま、うつ伏せの状態の男性の人骨が出土したとの発表・・「甲」は古墳時代後期のものだそう。古墳時代といえば・・・旧石器、縄文、弥生が紀元前後・・そして古墳時代が3世紀から8世紀だったかなぁ・と続き・・・。
えーと(えーとはいらんて)。えぇーと。飛鳥文化・白鳳文化。飛鳥時代が8世紀まで。天平文化で奈良時代が9世紀だったかなぁ?それから、平安時代で平清盛・・・鎌倉、室町・・・安土桃山、江戸時代・・・ってうる覚えの日本史は続くんですが。
出土の「甲」は古墳時代後期っていうんですから6世紀後半・・・実に・・・1500年前。
凄いですね。なにか悠久ロマンを感じまませんか。私は古代文化は明日香、奈良、京都と九州・関西が中心だと思っていました。家康が、関東の地を開封、江戸以降に関東から北の地に文化が芽生えたと思っていましたが・・・
1500年前(関東ローム層ができる前)榛名山麓に、すでに豪族が住み、武具を身に付け覇権を競い合っていたと思うと。古代が身近に、親近感が湧きます。日本の歴史を学び直して見たいそんな気分です。古代といえば中国5千年の歴史の前に、圧倒されていましたが・・・。
人骨は榛名山に向い「甲」を付けたまま跪いた状態だとか。その姿に考古学者の間では「なぜ」の議論が始まったそうですが。近くに幼児の人骨も。闘いなら誰と誰が、なんのために。祭事なら、習慣、風俗、文化が。震災なら、行動規範とか対処とか。家族なら、どんな生活ぶりだったのか。などなど、ぜひ解明して欲しい願います。
1500年・・・この国は営々と続いてきましたが。即物的になりすぎてロマン感じることができません。その結果、直近の経験、例えば、僅か2・30年前のバブルに今もどこかで、翻弄されています。了見の狭い話です。
賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶと申します。古墳時代の「甲」に明日が見えればと願います。Goto

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