アベノミクス

貿易赤字32年ぶり・・・最悪。安穏としてられないのだが。
今日はクリスマスイブ。都会の繁華街がどうなっているか?田舎のおっさんには知る由も無いないが。田舎町の裏寂れたシャッター商店街と混在する飲食街・柳ヶ瀬。クリスマスといえば、ジングルベルが、清しこの夜が・・・
しかし。往年の賑わいや華やいだ雰囲気はどこにもない。浮かれているのは敵失で圧勝した。自民党と、ひょっとしたら来年の景気が上向くのではと、1万円の株価を付けて小躍りするマーケットぐらい。田舎町を行き交う人は、木枯らしに首を縮め。時々、立ち止まり背を丸め、帰路を急ぐ姿ばかり・・・
いやいや。暗い話で恐縮ですが。財務省が発表会した11月の貿易収支。5ヶ月連続の赤字。11月の赤字額では過去最大。統計の残る1ヶ月の赤字幅でも過去3番目。1兆円に届きそう・・・。12年度の見通しも、32年ぶりに過去最悪。これだけ、並べられれば、クリスマスと、浮かれてもおられまい。気も滅入るというもの。
財政と金融で金をばらまこうと景気の良い「アベノミクス」に。短期相場に一喜一憂する金融市場の連中には、気分が良さそうだが。「日銀はどんどんお札を印刷すれば良い」と迫るのはあまりにも、短絡的。やっぱり、この人で大丈夫かいな?そんな疑問が拭えない。
貿易収支の改善方法。原油・LPG高騰が抑えられない以上。代替エネルギー確保までは、原発再稼働に踏み切るしかないのではないか。そのことを、新政権は丁寧に、冷静に訴え、国民の理解を得る努力が必要だと思う。でないと。国の財産はあっと言う間に毀損。社会保障どころで無くなってしまう。
それと。中国との関係。私は、貿易収支赤字最大の要因は、尖閣問題にあると再三述べている。「国有化に踏み切った野田首相」が不穏な空気に見舞われていた中国の権力構造を落ち着かせたと政権中枢は大喜びだったと聞く。その結果が中国との貿易が悪化した「尖閣不況」である。
著しい閉塞感。勿論、「アベノミクス」を否定するものではない。内需拡大に舵を切るのもやもうえないと、思ってはいるが。やはり、政治の王道である外交を立て直すこと。国の軸足である貿易立国に立脚することが、新政権に求められているのではないか。
今日は、クリスマスイブの過ごし方を考えてみよう。Goto

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