喪中はがき

蟻一匹、炎天下・・・・小正月に新成人を祝し、そして故人を偲ぶ・・・
正月は15日の小正月まで。小正月が成人式で、子どもの成長を社会が祝う。そんな風習も、休みを増やす。連休にするとの理由で、働かない風潮を助長するポピュリズム政治家どもが。成人式を第二月曜日に変更してしまった。だから、この国の良き伝統として残っていた小正月も風化。
安倍さんも、最初の轍は踏まぬと。二度目の政権についたのなら。踏まぬ轍とは何かを明確にして欲しい。私的には、自分の意志や考え方を。即ち「美しい国」づくりを、ひとつづつできることから進めて欲しい。一見些細なことのようだが。国民の祝日ついて、休みを増やすために旗日を変えてしまった愚を修正して欲しい。
祝日と休日は違う。日曜日は休日で安息日だが、祝日は休日ではない。祝うべきことを、国旗を掲げ、すべての国民がその意味を深く理解し、祝う。そんなことから始めるのも美しい国づくりの始まりではないか。
風習といえば。年末に・・・「喪中につき年頭のご挨拶をご遠慮申し上げます」との「喪中はがき」をずいぶん戴いた。再度、一枚一枚を捲りながら、お名前とお顔を思い浮かべ、ご冥福をお祈り申し上げながら、送られたご家族は淋しい新年を迎えられたと拝察する。
昨年鬼籍に入られた著名人で、私が一番印象に残るのは藤本義一さん。11PMの司会。あの絶妙な話術。ダンディズム。男の色気というか。大人の男を感じたものだ。(今なら伊集院靜か、北方謙三さんかな)市井の大阪を描く小説は井原西鶴以来。世間が遠巻きしがちな人の懐に飛び込んでの戯作は一級品だった。
座右の銘が「蟻一匹、炎天下」・・・・ただひたすら、我が道をせっせと行くアリになぞらえた。働かない風潮に負けるのも人だが。私は喪中はがきに、炎天下に汗して働き、家族をこよなく愛して亡くなった方々を思うと。小正月に個人を偲ぶ風習があっても良いのではと思う。
藤本義一さんなら、成人式と喪中はがきを絡め、お色気と遊びごころ満タンの新しい風習を盛り込んだ、美しい国の小正月を編み出してくれるのに。ご冥福を祈るGoto

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