ニュースの匠

鳥越俊太郎さんご苦労様でした。楽しませてもらいました。
日本列島って・・・こんなに寒暖の差が激しかったですかねぇ。先週末から・・・北海道、東北では、視界が見えないほどの吹雪。沖縄・九州ほどは南に位置しないこの地方でも20度を越して半袖で過ごせるなんて。二年前のあの日は、この地方も寒かったんですが。
異常気象なのか。そんなこともない。この季節は、三寒四温。北の地方は、北なりに。南は南として・・。自然は、慌てたり、ゆったりしながら、その年ごとに違いはあるのでしょうが・・・着実に春から初夏へと巡っているんですねぇ。
3月・・・嬉しいのは、やはり寒さに耐えてじっと春を待っていた野辺の草木。田舎ですから余計に感じるのでしょう。梅の開花が待てないと、あちらこちらで、咲き始めました。巣立つのですから希望に胸は膨らむのですが、やっぱり。3月は別れ、卒業ですね。企業も年度末で、色々なモノが区切りを迎えます。
マスコミの業界も。テレビが4月から番組改編期。今月で多くの番組が終了します。新聞も連載小説が最終章に入り、コラムなども区切りをつけます。コラムといえば、毎日新聞に毎月連載されていた「鳥越俊太郎ニュースの匠」も今月で卒業となりました。
鳥越さんの切り口。私はとても好きで、大概のテーマには納得して読んでましたので残念です。最終回を紹介して、鳥越コラムとお別れします。
「私が今一番心配していること。それは物凄い勢いで進行する少子高齢化の先の先にみえる日本社会の姿です」国立社会保障・人口問題研究所は現在1億2806万人の人口は50年後8674万人なると予想。4000万人日本人が減少する国の姿を想像できますか。
年少人口1割。生産年齢人口5割。65歳以上4割なります。各種社会保険のシステムを支える現役世代が5割。支えられる側が5割。1人が1人を支える社会が到来します。この「絶望」を「希望」に変えるには人口減をストップするしか方法はありません。
つまり。若い世代が子供を産んで増やすか。多くの移民を受け入れるかです。
私の最後の提案です。公共事業に何兆円つぎ込むより、人口増加誘導策として、2人目産んだら500万円。3人目には1000万円あげますというのはどうでしょうか」
このコラムの提案。私は移民には賛成ですが。公共事業を悪だとするのは鳥越さんらしいですが首をかしげます。むしろ。社会保障で支えられる側の5割に掛かる負担を軽減すべきだと思います。この鳥越提案が国民的議論になれば良いですね。
鳥越俊太郎さんご苦労様でした。まだまだお若いです。益々のご活躍をお祈りいたします。
さて、4月からどなたが「ニュースの匠」を執筆されるのか・・・まさか、打ち止めじゃあないでしょうが。Goto

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