セカネコ

感想のコメントから。本の内容が理解できました。
62名の本屋さんの店員さんの読書感想が掲載されてる紙面に・・・・・(写真参照)
いったい、どんな本の何をコメントしてるのか。全部読んで見ました。
とても美しい小説です。「死ぬこと」をテーマにしているのに、読んでいて「生きる希望」が溢れてきます。「何かを得るためには、何かを失わなくてはね」という言葉がずっと心に残ります。余命あとわずか。そう宣告された時、自分は主人公のように、また、その母のように死というものに向き合えるか。
この小説は人生を「断・捨・離」していくお話。切ないけど希望に満ちた「僕」の決断が清々しい。選び取ること。捨てること。どんなに些細なことでも生きているとごく自然にしているそれについて、改めて考えてしまった話です。
お母さんから主人公へ宛てた手紙に書かれた「あなたが素敵なところ」を読んだ時涙がこぼれました。母の想いを知ることで気づかされた父の大きな愛に胸が熱くなりました。タイトルに騙されてはいけない。これは家族愛がテーマの感動物語だ。読んだ後、家族に会いたくなること必至。
猫が好きな人はもちろん、死について考えさせられる本なので、あまり死について考えない若い人に読んでもらいたい。27歳になり親孝行したいと考えているがどんなことをすれば親孝行なのか・・・時間・絆・存在当たり前のことだから大切にしない自分がいる・・・
本のタイトルは、2013年本屋大賞にノミネートされ・・・最高の感動作で、20万部突破した「世界から猫が消えたなら」(川村元気著・マガジンハウス)です。
どうして、通称この「セカネコ」を否定的に、いや、批判的に感じた店員さんのコメントはないのだろう。ひねくれ者の私には・・・「十代の中高校生に読んで欲しい本です」との東京の本屋さんのコメントに。おっさんが読むには気が引けるかな。なんて思っちゃうんですが。
これこれ。ひねくれ者のめが。この紙面は「セカネコ」を読んで下さい。と宣伝する「書籍広告」です。売りたい本の批判なんか、コメントで掲載される分けないでしょ。Goto

2/19日本経済新聞 .

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