隣国との関係悪化を、なぜ、リスクと考えないのか?
近隣諸国、取り分け韓国との関係がギクシャクしています。それに抗うが如く、日本国民の感情もエスカレート、臨時国会では戦後始めて憲法が議論の俎上に上り改憲の機運も徐々に高まりつつあります。
サッカーの東アジア杯。日韓の試合で「歴史をわすれた民族に未来はない」と書かれた超大型横断幕の反日スローガンが観客席に掲げられました。テレビ報道で見たのですが、秀吉軍と戦った提督(450年以上前)や伊藤博文の暗殺者の巨大な肖像画も・・・
これだけのモノを会場に運び込むには「準備」と「費用」と「組織力」が必要です。多分に反日政治団体が扇動しているといわねばなりません。反日政治団体の狙いが奈辺にあるのか定かではありませんが。民族感情を煽れば、そのうち自分で煽った国民感情を抑制できなくなります。
戦後68年。日韓の親密な経済関係。韓流、日流ブームに見られる文化的交流。年間300万人に上る観光客の往来。近くて遠い国が、近くて近くてなりつつある現実に「棹さして」何のメリットがあるのだろうか?
米エール大学の陳志武教授(中国人)は日中関係の悪化に「尖閣を巡って日本と武力衝突することは、根本的にこれまで築いたルールを壊してしまう。どちらがどうかなどとは関係なく、国際社会は、それぞれに言い分はあるだろうが、日中を見る目は明らかに変わってしまう」「隣国との関係悪化をなぜ、リスクと考えないのか」と語る・・・・全く同感である。
国際社会はしたたかです。日韓の急激な関係悪化は利害関係を異にする諸国にとっては、垂涎です。日本の夏、8月は平和について考える月間です。冷静に、かつ、したたかに、歴史を振り返ろうではありませんか。怒った方が負けです。Goto
コメント
折角のご質問なのですが、質問の意図がしっかり把握できなくてゴメンなさい。
外務省の役割は、堅く云えば外務省設置法に約30項目ありますが、直接には国民のバックアップが必須ではないのでは…。
そしてその項目を果たすのが、外務省の存在意義です。
それらを蔑にして単なる儀礼省に成り下がっていれば、叩かれて当然でしょうね。
私個人は、『外交とは、国益のために机上ではにこやかな笑顔で、机下ではピストルと金を握った交渉だ』と聞いています。
それに諜報・謀略・防諜を加えたモノ。
つまり、武器を使用する直前までが外交だと思っています。
憲法で軍備を認められない日本では、特に難しい舵取りが必要ですが、海外から認められた日本のアイデンティティ、技術、経済力、サブカルチャーを利用していけば、日本独自の外交展開は十分可能なことだと思います。
ナガラさま
コメントありがとうございます。日韓の横暴は、理不尽の限りです。許容範囲を超えたかもしれません。
ナガラさんのご意見に全く賛成です。では質問です。
我々は、外務省の官僚に国益を守るために、とりわけ、近隣諸国との関係改善、わが国の主張を自信と責任を持って諸外国に訴えよと、バックアップしているでしょうか。何かにつけ外務省に問題があると、メディアはひたすら叩いていませんか。(田中眞紀子外相時代など)それに喝采していませんか。外務省の官僚は国民から信頼されていないと思ってはいませんか。その矛盾を日韓に突かれてはいませんか。ここは彼らに頑張って欲しいと思うのは私も同感ですが・・・
隣国との関係悪化は、当然ながら日本にとって良い結果を生みません。
ですけど、最近の中韓の日本への対応は異常です。
もはや限度を超え、理性の欠片も感じません。
日本は戦後長い期間自らの主張を控え、侵略戦争を起こしたと云う負い目の中で過ごしてきました。
私自身も日教組に属した教員の自虐的な歴史観の中で、中韓に日本は遠慮するのが当然と教育されて来たようです。
しかしその私さえ、沈黙し許容する過去の日本の流れに疑問を感じています。
最低限必要なのは、まず、考えていることをはっきりさせ、主張することではありませんか?
慰安婦問題では、アメリカに対し韓国はロビー活動を徹底し、慰安婦像をアメリカのそこかしこに建てようとしています。
民主国家のアメリカがどうして?…。多分、日本人には像を建てさせるアメリカの心情が理解できないと思いますが、犬が縄張りを主張する如く、慰安婦像はどんどん建っていきます。
それに対して日本政府はどんな対抗策を執ったのでしょう。アメリカや各国へ派遣された日本大使館は、外務省は、日本の姿勢に対しどんなアピール活動をしているのでしょうか。
中国の横暴も韓国の幼稚な虚言も、世界は理解していてくれる…。
そんな日本人の思いこみは捨てて、それこそ韓国を見習い、地道でしたたかでもっと広範囲のロビー活動をしなくては。
『怒った方が負け』で徐々に引き下がっていては、つけ込まれる歴史を繰り返すだけですよ。