オトナ女子・・・

誰にも愛されるハッピーメディア®を名古屋全市内に・・・
毎度のことですが・・・私は「宝島社」の広告が好きですね。広告に込められた思いを忖度しますと・・・なぜ「宝島社」が出版業界でひとり気を吐くかがよくわかります。(写真参照)
何事も、どの業界も同じ。好景気であろうが不況であろうが関係ない。
市場が存在する以上・・自由主義社会では、そこには必ず競争があり、勝組と負組に分かれる。負組の大概が原因を市場性や景況に求める。それも、さも当然のように、さも当たり前のように、本当は己のせいだと知りながらである。取分け出版業界などという頭デッカチの集団では・
その点、「宝島社」勝組の理由がよくわかる。市場がないなら「自分で作ればよい」市場があれば「受け入れられる商品」を開発すれば良いと単純明快である。しかし、単純だがそれは行動する時であって、それまでは消費動向など厳密なマーケティングに裏付けされている。
「日本経済、消費の主役が、若者からオトナへと変わったことに気づいても、その速さが想像以上であることまでわかっている人はどれほどいるだろう。日本は急速に、とても急速にオトナ化している。そんな日本において女性の役割は大きい。いつの時代も市場を活性化させてきた」
「その象徴は女性ファッション雑誌。その女性ファッション雑誌でシェアNo,1の宝島社が、この3月、新たに30代後半から50代に向けて、2誌創刊するそうな。この新しい躍動によって、更に経済が活性化すると私は確信する」と創刊の女性誌にエールを送るのは経済学者・竹中平蔵先生。
竹中先生が、経済学者としてコメントするのだから。宝島社のマーケティングは筋金入りだろう。先生としては、高齢者をオトナと置き換え、オトナでも高齢女子と言いたいのだろうが・・・そこは海千山千の宝島社・・・女性の場合は実年齢より10歳若い雑誌を好むそうだから・・・40代、50代の女性を対象にした「大人のオシャレ手帖」と題した新雑誌のターゲットは60代。
そこまでのマーケティングがなされての勝負。どうなるか見ものである。それに・・・すでに自社でNo,1ジャンルの先行雑誌がありながら、守りに入るのを避け、同質の雑誌をぶつけるんですから。市場占有への並々ならぬ決意も伺われる。
そんな宝島社の経営姿勢も評価して先生は創刊を祝っているのではないか。
出版業界でひとり気を吐く・・・宝島社のしたたかな経営戦略が垣間見える。
我が社も・・・いよいよ・・・この3月、名古屋市内全域・100万世帯(現在・77万部)227万市民に届く「地域みっちゃく生活情報誌®」「名古屋フリモ」を発行する。宝島社のようなしたたかさはないが、オトナにも若者にも愛される「ハッピーメディア®」を愚直にお届けしたいと決意を新たにしている。Goto
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1/17日本経済新聞

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