スポーツの力

差別とは人間の平等性を否定し、自己の優位性誇示するものです。
そうそう忘れてはいけません。3/22・岐阜長良川競技場(我家から徒歩10分程)に今季最初になりますが、FC岐阜と湘南ベルマーレの試合の観戦に行きました。残念ながら、2対3で敗れましたが・・・私が観戦して始めて、FC岐阜の得点シーンをみました。嬉しいモノですね。
英国発のスポーツって。サッカーにはオフサイドがあり。ラグビーはボールを前に投げられません。点数が極力入らないように工夫されています。ゴルフにはHcpがあり、弱者と強者が対等に戦えるように仕組まれています。最小得点差で勝負がつくゲームは強者が勝つとは限らない。ハンディキャップを設けるのも弱者に勝機を与えるモノ。英国流とか格差是正でしょうか?
南アフリカのマンデラ大統領・・・白人のスポーツ、ラグビー。黒人のスポーツ、サッカー。そんな垣根を取り外したいと、ラクビーのW杯が南アフリカで開催された折、ラクビーのナショナルチームに黒人を入れ、チームワークの素晴らしさを通じて、国民に融和を求めました。
スポーツには、差別や格差を超えた独特の力があります。人種差別を無くしたいマンデラ大統領はそのことが良くわかっていたのでしょう。サポーターが差別的な横断幕を掲げた浦和の試合が無観客試合となりました。日本人の差別意識の欠如が招いた結果だといえます。
贔屓のチームが勝てば喜ぶ。負けて悔しがる。ファンとしては当然です。しかし、負けて、相手を非難するのも、負けて贔屓チームの選手を批判するのも実は差別意識です。差別とは平等性を否定し、自己の優位性を誇示するものです。自分さえ良ければの身勝手が根底にあります。
英国発のスポーツに身勝手を許さないルールがあることを知れば、スポーツの精神が分かると言うモノではないでしょうか。FC岐阜には次回ホームゲームでは、勝利して欲しいと願います。勿論、私は観戦して、スポーツの力を楽しみたいと思います。Goto

コメント

  1. Goto より:

    律令国家日本。箸の上げ下ろしから、しもの世話まで、全てお上が指図する国です。お上崇拝の思想から抜け出すことは難しいです。問題は、お上に国家を支え、動かす気概が無くなったことではないでしょうか。監督がオロオロしてるんですから。ゲームにはなりません。どうすれば良いのか。自立と自己責任です。Goto

  2. ブラジル龍馬 より:

    スポーツの力を見て、英国発のスポーツの特徴を考えてみました。
    サッカーもラグビーもテニスも試合になれば、
    監督やコーチが直接指示をするのではなく、
    選手が自主的にプレイします。
    ゴルフに至っては、審判もいません。
    一方、アメリカ発のスポーツは、野球もバスケットも、
    バレーもベンチで監督やコーチが細かく指示を与えます。
    アメリカン・フットボールのフォーメーションは
    3ケタを超すそうですから、覚える選手も大変です。
    ブラジルから祖国日本を見ていますと、
    クリミア問題でも、極東問題でも
    ベンチの指示や顔色を見ながらの外交ではなく、
    自分で自国の利益を考える外交を展開して欲しいと
    願わずにはいられません。
    南米では、進んだ文明を持ちながら滅びた国の遺跡が
    世界遺産として残っていて、安全と平和は長く続かない
    と警鐘を鳴らしています。

  3. ブラジル龍馬 より:

    英国発のスポーツは、団体競技のサッカーもラグビーも競技中に監督が細かい指示は出さず、プレーヤーが考えて行動しますね。個人競技ではテニスも同様ですが、ゴルフが最たるもので、審判すらいません。一方、アメリカ発のスポーツは、野球、バスケット、バレーと作戦タイムで細かく監督、コーチが指示をしますね。アメリカン・フットボールに至っては、フォーメーションが3ケタと聞きますから、指示されるプレイヤーも大変です。日本はどうかと考えるときに、クリミア問題でも、極東問題でも、誰かに指示されるのではなく、自分で考えるプレイヤーになって欲しいと願っています。