文藝春秋

久々に芥川賞受賞作を堪能しました。
評判の芥川賞受賞作「火花」を読みました。率直な感想です。「心に響きました」
私の愛読書の一つに「文藝春秋」があります。分厚いので、本棚で邪魔になります。
毎年、年末に1年分を処理しますが、芥川賞の受賞作が掲載される号は残してあります。
ここ5年ほどの本があります。芥川賞「文藝春秋」の主幹、受賞作は全文が掲載されます。
年二回ですから、10冊になりますが、このところの受賞作は愚作揃い・・・
石原慎太郎さんが選考委員の時は、該当なしもありましたが。
昨今の選考委員は出版不況が続くご時世をよくご理解され・・・
何かと理屈を付け、話題性を求めながら、無理くり選んでおられるようで、
むしろ気の毒・・そんな思いで毎回、我慢しながら読んでいました。
今回の受賞は、お笑芸人の作、編集者の圧力に屈し・・・話題性だけで選考したのか、
などと穿って、読んでみましたが。いやいや失礼致しました。味のある小説です。
私的には「転がり込んだ神谷を面倒見る真樹さん」の立ち位置が良い。哀愁を感じます。
「文藝春秋」って毎月、発売日は10日ですが、今号は7日と三日間前倒しました。
通常月は50万部ほどが実売数だそうですが、今号は100万部を突破したとか。
今号はもうひと作品の「スクラップ・アンド・ビルド」も掲載されています。
どうぞ、「文藝春秋」で芥川賞を堪能して下さい。
他に、中曽根康弘大勲位の戦争観、戦後日本の最高の指導者の弁掲載、傾聴に値します。
独占手記・日航ジャンボ機墜落・妹川上慶子と私の30年も涙なくして読めない。
これを機会に、ぜひ、文藝春秋を購読いただけたらと思います。(お願いするのも変ですが)Goto

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