外交も、争いごとも対話で解決する・・・それがキリスト教的考え?
ローマ法王が香港インターネット英字紙のインタビューに答え・・・
中国が台頭する中で平和への課題を問われ「恐怖はよき助言者でない」と述べ
恐れずに中国とほかの国々が対話を進めることが平和に繋がると語った。(朝日朝刊・2/4)
自己防衛のために攻撃的な意思疎通になれば、戦争になる。
真の平和の均衡は、対話によって実現する。
西洋と中国を含む東洋が常に対話を通じて解決策を見いだすよう促したのです。
そうですよねぇ。話せばわかる。
「対話は、ケーキの半分をあなたに、あと半分を私に、そんな妥協ではない。
ケーキはそのままにして、ともに歩むことだ」・・・意見の違いは認めつつも、
人間性、文化などの共通の価値を認め合うべき・・そう出来れば・・・平和が訪れますね。
この素晴らしい法王のお話に納得はするんですが。
では、相手を絶対に認めない。服従しなければテロで殲滅する。
そんな過激な集団とどのように、対話の糸口を掴むのでしょうか?教えて頂きたい。
また、自分の間尺に会わなければ、水爆実験もやれば、ミサイルも発射する。
そんな無法国家とどのように対話をすれば良いのか。
その国をバックアップしている中国と対話はできるのか?
米軍基地の移設問題で、国と沖縄県が訴訟合戦を繰り広げている。
福岡高裁は「暫定的解決策」と「根本的解決策」、二つの和解案を示した。
双方とも飲める案ではない。むしろ、裁判所が建前で案を出しただけ。
つまりは話し合い(対話)では解決しないし、裁判所も判決を下したくない。
同じ日本人。同じ言語を話し、意思も通じるはずの両者。
ケーキをさて置いて、どうやってともに歩むことができるのか。
ぜひ、法王様には教えて頂きたい。
力づくでも対話でも解決しないことは、解決しないのです。
中国では、香港の返還では一国二制度、尖閣列島は100年後に・・と、
棚上げにして解決しない解決方法を取ります。それが東洋思想です。
記事では、なんでもバチカンと国交がない中国との関係改善したい。
そんな思惑での「各国に中国との対話をススメる恣意的な発言」ではと・・・
宗教の役割って、なんでしょうかねぇ。Goto
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