あれから・・5年。

地域新聞の心意気・・・その役割と使命に敬意を表す。
昨年11月。石巻の震災復興工事現場で見つかった骨の一部が
津波で行方不明になっていた石巻市の女性(当時62歳)と判明。
ご子息に戻され、火葬された(読売・1/21・朝刊)
あの大震災から、一ヶ月後に5年。震災は終っていない。
来月になれば、新聞各紙は「あの日を忘れない」と大特集を組むだろう。
宮城県の石巻日日新聞は・・・年頭から「5年」と真摯に向き合う。
その内容に触れ、被災地の現状を少しでも理解したい。
宮城県知事へのインタビュー。(1/12から連載)
27年度で国の集中復興期間が終了する。仮設住宅での生活を強いられる人も多い。
人口減は深刻、県の震災復興計画は10年。復興は道半ば。創造的復興を加速化させる。
的確に方向性を示す県の考え方を読者に丁寧に伝えている。
ボランティア分岐点と題して。(1/16)
5年という節目。「もう災害ボランティアは必要ないのでは」そんな声が・・
心のキズは簡単には癒されない。ケアやコミニティーづくり支援などは・・
ボランティアに負うところが多い。
「復興の後押し」を願う気持ちに変わりがないが、
地域の自立を考え、5年を節目に被災地を去る団体も。
しかし、行政の手の届かぬ部分へのボランティアの力は不可欠。
繋がった縁をどう生かしていくのか。ボランティアの関わり方も分岐点に。
国勢調査、石巻地方、人口減、県内35市町で最多(1/13)
女川36,98%減、東松島7,89%減、石巻8,45%減、歯止めがかからない。
復興の加速化に加え、将来を見据えた持続可能な町づくり対応に待ったなし。
骨の見つかった女性の夫は現在も行方不明のまま。宮城県内の不明者、1239名(1/20現在)
震災から5年、被災者に寄り添い石巻日日新聞が伝える被災地の現状報告と復興への覚悟に
地域新聞の役割と使命には重いものがある。Goto

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