砂漠に暮らす

ベングリオンの建学の精神が蘇ります。新聞はいいねぇ。
懐かしいなぁ・・・久々に、いやもう26年前になりますか。
イスラエル南部の「ベルシェバ」を訪れたのは・・・
毎日新聞「世界経済・見て歩き」コーナーで、ベルシェバの紹介記事が掲載・・
なぜ、ベルシェバに行ったのか。
もちろん、イスラエル建国の父・・・ベングリオンを冠した・・
ベングリオン大学をを尋ねたからです。
紹介記事は、ベルシェバにある・ITやネットワーク関連産業の集積特区
「先端技術パーク」の内容を紹介。
イスラエルが国を挙げベルシェバをハイテク産業の一大拠点に育て
雇用の創出を計っている・・その実情が記されています。
もちろん、その中核は・・シリコンバレーのスタンフォード大学と同様・・
ベングリオン大学の研究開発力にあります。
イスラエルは四面を敵国に囲まれ、防衛技術を磨いている歴史があります。
ハイテクは軍事技術と強く結び付いています。
ベルシェバは学問と軍事技術が合わさったイノベーションが生まれる
世界に類のない地域で、巨大なアイデアの集積地として世界から注目されている
と、記事は伝えています。そうなんだ。
イスラエルは2000年流浪の民だったユダヤ人が建国、国土の4分の3は荒野の砂漠です。
この砂漠に「人が暮らせる」ようにしなければ、国は存在しない。
そんなベングリオンの熱い思いで建学されたのが・・ベングリオン大学です。
四半世紀前に訪れたベングリオン大学には、ベルシェバの街を見下ろす丘の上に
ベングリオン夫妻の墓がありました。今でもあると思いますが。
農学部では、砂漠を緑に変える研究や、砂漠でタンパク質の供給源を探る・・
研究などを見学。興味深く教わったものです。
そのベルシェバがハイテク産業の街に変貌しているとは・・・
隔世の感がありますが、「人が豊かに暮らせる」ために・・
科学が研究機関がと願ったベングリオンの魂が息づいているのを知り・・
機会があれば、もう一度、ベルシェバを尋ねみたい・・
そんな欲求に駆られる毎日新聞の記事でした。
新聞はいいねぇ。Goto

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