長期政権に思う

自民党大会と中国の全国人民代表大会
政治の世界は一瞬先は闇と言われます。
明日何が起こるかわからないってことですが・・・
それも昔日の話なのか、日本の政治は「安倍1強」の長期政権が続きそうです。
自民党の党大会で総裁任期延長が決定。
朝日新聞は社説で「1強」ゆえのおごりや緩みが目につくと批判。
党内に官邸に異を唱えれば、立場が危うくなる気運があり、
党内議論が封じられ、政党としての機能が劣化しているとも・・・
安倍政権を擁護するつもりは、サラサラないが。
自民党が総裁3選を禁じていたのは派閥政治の名残り・・・
現行の選挙制度は派閥弊害をなくし、政権交代可能な政治をと変更された。
そもそも、派閥政治の打破を訴え、政治改革を主導したのは、
朝日新聞ではなかったのか。安倍1強を批判するよりも、
野党、民進党を叱咤激励し、再び政権交代可能な政治状況を作り出すべきでは・・
それが、筋ではないか。
「連続3期9年」がすんなり通ったのは、小泉政権以降・・・日替わり弁当のように
9年間、毎年首相が変わったことで、国内的にも国際的にも・・・国が・・・
著しく毀損した現実を国民が理解しているからではないか。
国民は「愚にして賢である」・・・安倍政権が一瞬でも弛緩すれば、
たちまち党内で権力闘争が始まるであろう。それが一瞬先は闇である所以です。
党内野党が必要だなどという社説を掲げることこそ陳腐な回顧趣味と言える。
安倍長期政権の終着点は「憲法改正」に尽きる。
しかし、長期政権だからこそできる「長期的課題」に果敢に取り組むかどうかに・・
監視の目を持つことが新聞に課せられた責務ではないだろうか。
中国では全国人民代表大会が開幕した。秋には5年ぶりに党大会が開催される・・・
李首相は習主席を「核心」と表現し、体制の安定を強調している。
「戦争準備を強化し、国家の主権と安全を断固守らねばならない」と・・
トランプ米政権の軍備拡張路線への対抗姿勢を鮮明にした。
また、「海洋強国」建設に触れ権益を断固守ると、東シナ海への進出も強調した。
少なくとも東アジアの緊張は高まっている。
安倍政権が安定して長期であることが、中国への抑止力であることは間違いない。
朝日の批判、その根底は、日本が日本だけでは生きられない・・・
そんな当たり前のことを前提とした・・安倍長期政権への批判だと信じたい。Goto

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