NHK朝ドラ「ひよっこ」

既存のメディアが生き残るには・・・丁寧さと真摯さが必要では?
1960年代・・…茨城の奥・・・奥茨城村から・・・集団就職で東京に。
我が故郷岐阜にも九州の各地から、紡績工場へと女の子たちが・・・
あの時代、青春だった・・・団塊世代にとっては心の底に響く思いが・・・
NHK朝ドラ・・・「ひよっこ」物語である。
オープニングの映像。靴のブラシを田んぼの稲に見立て・・・
ボストンバックを下げバスに乗って・・東京に出て行く女の子・・
電車に乗り換え、花の東京・・・夜の明るさに目を見張る姿・・
桑田圭祐が軽妙に歌う声、当時の日用品を用いて描かれる風景・・・
なんとも哀愁を感じる「CG」(コンピュータグラフィックス)映像・・
さすがにNHK看板番組に掛ける思いが、ヒシヒシと伝わる。
見事なモノです。その時代を生きたモノにとっては秀逸な画面です。
びっくりなのは「ひよっこ」の放送から3ヶ月余り・・・
このオープニング映像、とりわけ音楽が流れると、
幼児がピタッと泣き止むんですって(6/23・毎日・夕刊)
私には因果関係が良く分かりませんが、テレビの影響力って、凄いですね。
全てのメディアに要求するのは酷ですが、ネット情報が氾濫する時代です。
メディアの使命は、ニュースだけではありません。
全ての記事や放送番組にどれだけ心がこもっているのか。それが問われていると思います。
ネットを除く既存メディアが、存続するためには・・・
放送や発行を止めることはできません。ニュースがなくても情報を発信せねばならない、
使命を背負っています。であれば、番組や記事の・・・一つひとつに・・
丁寧な作りで感動する「ひよっこ」のオープニング映像をとは申しませんが。
やはり、それなりの丁寧さ、真摯さ必要なのではないでしょうか。
主人公、谷田部みね子がどうなるのか、連ドラの後半戦が楽しみですが、
7/3からオープニング映像の一部がリニューアルされるんですって・・・
どんな作りになっているのか。広告屋としては楽しみです。Goto

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