インドの新聞

日本ほど現状に胡座をかいて・・・ぼやいている新聞は世界にないのでは?
インターネットの普及が遅れているから、
そんな単純な理由で、インドの新聞、発行部数が驚異的に
伸びているとは思えないのですが・・・(読売6/22・新聞インドで急成長の記事から)
日本の新聞。1990年以降、地域に根差した新聞が経営難から、
休・廃刊するケースが目立ちます。日本新聞協会の資料では、
96年に全国で150社前後存在した地域新聞紙の内、20年間で約30紙が姿を消したとのこと。
1948年創刊の茨城県で発行の常陽新聞、13年8月に廃刊となったが、
称号を譲り受け、14年2月に地元の経営コンサルタント会社が新会社を設立、
つくば、土浦など15市町村で週6日、タブロイド版で発行したが、
三年余りで、挫折、廃刊となった。
トップの廃刊理由は「努力不足が一番の理由」と断りながらも、
地域のメディアが成立するには「地域の支える力が必要だ」と
住民のメディアに対する無関心と行政の支援や企業の広告などでの
支えがなかったと分析している。
そうであろうか。私はそうは思わない。
企業がなぜ広告を掲載するのか。広告効果を期待するからである。
読者がなぜ、購読料を支払うのか、日々新鮮な驚きを感じるからである。
いずれも満たせないメディアが生き残ることができないのは必然である。
読者が増えないとデジタル化にはしり、いたずらに資本を浪費し、
広告効果がないことに頰被りして、広告単価を値下げする。
メディアのなんたるかを理解せず、広告の価値を知らず・・・
メディア権力に憧れ、事業として成り立つと思った、その安易さ・・
本業の経営コンサルタント会社も大丈夫かと思わざるを得ない。
辛辣な物言いで申し訳ないのだが、この20年余りで、姿を消した地域新聞、
多かれ少なかれ、常陽新聞の失敗と同様だと思うから、敢えて申し上げた。
なぜ、インドでは新聞の発行部数が飛躍的に伸びるのでしょうか。
ネットの普及が遅れているからではありません。
メディアがそれぞれの立場を鮮明にして、読者に新鮮な感動を与える新聞を
発行しているからです。勿論、そこには日本の新聞社が忘れ去ってしまった様な、
激しい取材合戦、離合集散の新聞戦争が起こっている。
申し上げたい。日本の新聞ほど現状に胡座をかいて、
売れない、読まれないとぼやいている新聞は世界に無いと。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    我が社の地域みっちゃく生活情報誌は、決めたエリアを決めた日程で配布するのを生命線としています。
    ご指摘が事実ならば、人が死にます。どのエリアが配布されていないのか。正確に教えて頂けますか?Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。あえて言わせてただきます。御社の情報誌も五〇歩百歩。配布がむちゃくちゃ、期日通りの月内の配布などされません。それどころか10日過ぎに配布されたり、まったく配布されないときもあり、スポンサーにとって最悪です。配布は命です。何度お願いしても体質なんでしょう。直りません。あまりにいいかげんすぎます。