野村証券が農業?

農業は限りない可能性秘めた投資案件か?
水に生息する「藻」をご存知ですね。
ワカメ、昆布、ひじきなどの海藻はマクロアルジェといいます。
クロレラとかユーグレナなどは微生物の部類に入る藻はマイクロアルジェといいます。
昔の話ですが。昔といっても30年以上前です。
マイクロアルジェの管理培養に携わったことがあります。
浅い楕円形のプールを造り、水を入れ繁殖させる。水車を回して撹拌、水温と栄養素を・・
CPでコントロールし一定の濃度に達したら、収穫するのです。
今で言うところの、ICT(情報通信技術)で管理し生産する農業ってとこでしょうか。
証券大手の野村が、農業に力を入れています。(朝日・経済欄))
09年、農地法が改正され、企業が農業に参入しやすくなった。
大手の食品メーカー、カゴメやカルビーなどが、既に成功を収めている。
野村も10年には北海道で農業法人を設立、今ではトウモロコシなどを出荷している。
千葉県にも野村が出資する「野村和郷ファーム」があり、甘くて高値で売れる
「フルティカ」という品種のトマトをビニールハウスで栽培。30トンを出荷している。
農業分野への投資に脈ありと、独特の臭覚と先見性で見抜いているのであろう。
記事を読んで、二つの点で面白い。一つは千葉の成田を拠点にしている。そうです。
「早朝にとれた野菜や水産物を空路で同日中に海外のスーパーへならべる」
空港を生かす点です。
もう一つは斜陽著しい「卸売市場」を再生させ、農産物輸出用に据える点です。
農産物や海産物を個別に輸出するのは難しい。そこは卸売市場ノウハウが必要。
成田市が20年をメドに空港近くに市場を移転する好条件に恵まれて。
私が大上段に振りかぶって、野村が農業分野投資の可能性を確実なものにした・・
などと申し上げるつもりはないが・・
農業は既にICTによって生産される時代へと移っている。
これに自動化が進み、AIが導入されてくれば、農産物は重要な輸出産業となる。
農業新時代も遠くない。農業は限りない可能性を秘めた投資案件か?
野村の農業投資に対する動きを注視したい。Goto

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