雨と占い

縦書きの国に生まれて雨降りは物語だと存じます。
梅雨はいつまで。オホーツク海高気圧がしぶといのか、
それとも小笠原高気圧がなかなか、強くならないのか。
日本列島の上で、揉み合うのもいい加減にして欲しいと、
「なつぞら」が待ち遠しい、7月中旬です。
「オイ、大相撲の優勝占いやらないのか」「そりゃ、あれだけ外れが続ければ、
やりたくても、恥ずかしくてやれないだろうが」……「ハイ、今場所から
きっぱりとやめます。と申しました。だから、ご当所場所の御嶽海関だなんて、
口が裂けても申し上げられません」「えっ、いまなんつうた」「空耳です。気にしないで」
「聞こえなかったことにしておこう」ところで「衆参ダブルだ、間違いない。
なんて大口叩いたのに、それも外れじゃないか」「それはどう釈明するんだ」
「ヘイ。誠に申し訳ありません。政治の世界は一寸先は闇と申しますが、
年金2000万円問題が出てきちゃぁ。腰が引けましたね」
「じゃぁ。どうせ、闇なら誰にも分からない。参院選を占ってみろよ」
「いやいや。辞めときます。日本維新の会が伸びてくれれば、五輪後の目玉、
大阪万博にも勢いが付きますし……台風の目じゃないですか」「占ってませんよ」
ダラダラと続く、梅雨の話です。
「雨ってどんな形で降るかご存知ですか」(朝日のリレーおぴにおん)
こんな梅雨を題材にした短歌と出会い感動しています。
「縦書きの国に生まれて雨降りは物語だと存じます」
いいと思いませんか。綺麗じゃないですか、雨の筋を「縦書きの文」に見立て、
いく筋も降るさまを「物語」と詠む感性に思わず、興奮します。
そうです。「雨の形って、線ですよね。えっ。違うって」
「これこれ当たらない占いじゃないって」失礼しました。
秒速10メートルに近い速さで落下する雨粒です。線に見えて当然です。
直径3ミリ以下の雨粒は表面張力によりほぼ球形。それより大きいと
空気抵抗がなく、平たい鏡餅のように。それ以上になると破裂するそうです。
最近、日本では強くて大きな雨粒が多くなったとか。地球温暖化が原因だと。
大きな雨粒が斜面にあたる時、その衝撃で土砂災害も起きやすいとか。
「雨は小さな真珠」であって欲しいですね。
雨雲って大気の「除湿器」でもあるんですって。
赤外線を吸収して大気を暖める水蒸気を取り除く役割を果たし、
温暖化する地球のバランスを取ろうとしているのだとか。
雨を悪者扱いせず、急速に精度が高まっている降雨予報を参考に
減災を心がけたいですね。それにしても、私の占いが当たらないのは、
情報収集の精度が低いってことですね。大相撲も政治ももう少し勉強します。Goto

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