長期政権は腐敗する。

日本のメディアは、理想主義を振りかざすな。
参院選がスタートしました。選択肢のない政治で何を基準に選べばよいのか。
腐権10年と申します。時の権力者が10年間、権力の座にいると、
本人の意思とは関係なく、その権力は腐敗するという意味です。
難しいところです。ある程度長期の安定政権でなければ、
落ち着いた政治はできない。長過ぎても腐権する。
結局は権力者が「足るを知る」かどうかってことでしょうか。
世界の中心国である米国。20年秋の大統領選挙に向け本格的に動きだした。
米国の最高権力者の任期は最長二期8年まで。トランプ大統領にもう一期やらせるのか。
それとも、「偉大な米国の継続」はもういらないと、他に代えるのか。
判断は米国民に委ねられるのだが……日本のメディア、新聞を読む限りでは米有権者の
真の声は聞こえてこない。というこは、二期目はありってことではないか。
そんな気がするが、気になるのは、トランプ政権もダメ。
民主党候補者たちもダメなんて、安易に論じる日本メディアのいい加減さである。
日経社説「保護貿易、移民制限、孤立主義の原点に立ち返り、支持基盤の
白人や低所得層を鼓舞するトランプ大統領」「人気取りの為に米国の政策をこれ以上
歪めるのはやめて欲しい」とびっくりするほどの懇願調で批判。
返す刀で「20人の候補者が乱立。中道派が先頭を走るが、左派が掲げる国民皆保険や
公立大学の無償化、温暖化対策。富裕層や大企業を敵視する行き過ぎた増税や
規制を強要する政策は米国経済を壊す」と民主党の候補者の批判も強める。
日経に問いたい。トランプもダメ。民主党候補者も全てダメ。だったら、
誰が良いのか。どんな政策が良いのか。さっぱりわからない。
どうも「昔のアメリカは世界のリーダーの役割を果たした。そんなリーダーを」と、
懐古趣味に走っての論調じゃないのか。
社説の締めは「米大統領選の行方は、世界に重大な影響を与える、与野党ともに
極論の傾くのは憂慮すべき事態だ。米国にとって本当に必要な政策を
取り戻して欲しい」と言う。本当の政策って何だ?この上から目線で、
何が変わるというのか。
私は米大統領の任期が二期8年までであることに、米国民主主義の知恵があると思う。
政権が腐るのは10年だから。日経の社説も一見最もらしいが、
実は米国の実態を把握していない。
国とは自国の利益第一であること以外に国のリーダーは存在しないのだ。
日本のメディアはあまりにも、理想主義ではないか。Goto

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