訳あり食品が流行って、面白いですね。商魂は逞しい。
私の好きな菓子は、お菓子と言えるのかどうかはわかりませんが……
餅菓子の「あられ」です。特に醤油味がいいですねぇ。
酒の「つまみ」でポリポリと申しますか、バリバリやるのが最高です。
でも、それは昔の話で、今は、そもそもが間食もしませんし、
酒のつまみも、酒の量が減っていますので、酢の物とか香の物など、
日本酒のアテ程度しか食べません。たまに好きな「あられ」があっても一つか二つかな。
日本人って、スーパーでは曲がったキュウリは買いません。綺麗に断裁し揃った野菜しか
手にとりません。菓子のコーナーでも、ちょっとでも煎餅が割れていたら文句をいいます。
缶詰でも缶に凹みでもあれば、誰も手を出しません。商品の価値とは違うのに。
誰がこんな潔癖症の消費者を作ったのでしょうか。
生産者でしょうか、流通でしょうか、それとも、そもそもの国民性でしょうか。
私など、人間が大雑把なので、安全で衛生的なら、商品が傷んでいても平気です。
最近の話ですが。まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らす取り組みが
多様化しているようです。当然だと思います。
賞味期限が近いとか、パッケージが傷ついているとか、商品が多少破損しているとかで、
販売できず、破棄される食品を専門に並べる小売店が増えています。
メーカーとしては「破棄せざる商品」ですが、承知で買い取って販売する責任が
問われなければ、ご自由にってことですが。賞味期限切れの商品は
メーカーは怖がっています。販売側のちゃんとした表示が必要です。
しかし、価格が通常の2から9割引となれば、消費者にとっても「お得感」があります。
悩ましいところですが、「家計に優しい」が優先して、結構な売れ行きだとか。
「あられ」の話ですが、無理矢理に割って生産する「あられ」を「訳あり商品」として
廉価で販売しています。それって、問題がある商品を訳ありで売るのではなく、
売るために、訳ありにするのです。「あられ」だけでなくそんな商品も結構あります。
商魂という奴は、ほんとうに逞しいものです。Goto
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