教職員の働き方

教職員給与特別措置法改正案に思う。
教師の喜びって何ですか。労働時間を少なくして報酬を多く受け取ることですか。
違うでしょ。生徒が教師の教えや指導、学校教育を通じて成長する様を
見ることではないですか。そうですよねぇ。それが教師の本分です。
朝日新聞は「教員」を労働者、それも製造現場で時間を切売りする仕事だと
位置付けていますから。政府がこの国会に提案した「教職員給特法」は
夏休みに休日をまとめ取りする「変形労働時間制」が盛り込まれているので、
非人道的法案だと反対しています。
「寝だめができないと同様、夏休みに一括して休めなどとは、
疲れを8月で癒せと言われても人間の体はそんな風にはできていない」との教諭の声を。
でも、この制度を導入する根本は「工場で繁忙期と閑散期があれば、閑散期に休みを
増やす発想」と同じなんだから、朝日の位置付けに合致していると思うのだが。反対です。
じゃあ、朝日は教職員の働き方改革をどうすべきというのでしょうか。
給特法では「残業代を払わないが、月額の4%を上乗せする」それに対して、
全額払うべきだという。9千億円以上の予算が必要です。
部活などの顧問を別に雇用せよという。事務処理の人員を増やせという。
そうすれば、予算は天文学的に増加するのだが、「過労死ライン中学教員が6割」の
現実からすれば当然であり労働者の権利だとお構いなし。朝日に言わせれば、
朝日が主張しているのではない。教育現場の実態に則しているのだと言うが。
私は教師、教員、教諭という職業は「聖職」だと思っています。
生徒が畏敬の念を持ち、保護者が感謝し、社会が尊敬する仕事です。
ですから、教員は「聖職」です。そのことを抜きにして、一分一秒でも
労働時間が超過することを認めないなんて言い出したら、学校そのものが崩壊するのでは
ないでしょうか。
教職員の働き方改革である「教職員給与特別措置法」、現実に教職員の
過重労働に対して何とかしたいとの発露から考えだされた法案です。
なんでも反対にも一分の理はありますが、
「夏休み」を上手く活用して休日をまとめ取り、いいじゃないですか。
給与も月額の4%一律増支給になるのも、一歩前進ではないですか。
朝日新聞の主張って「足るを知る」ってことは度外視です。こと教育です。
物事は一つづつ、前進するものであって、一気に解決しようとすればどこかに歪みがでます。
それでも要求を貫けと教えるのか。それとも権利は権利とゴリ押しせよと、
教えるのが良いのか。朝日新聞には弱ったものです。Goto

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