夏休みを考える。

日本の小中学校、冷房完備率100%です。凄いと思いませんか。
気象庁はまだですと、なかなか梅雨が明け宣言を出しませんが。
私の肌感覚と樹木や花鳥、セミの鳴き声から、長い酷い今年の梅雨は
昨日の午後に明けたと思っています。(東海地方)
「梅雨明け3日」ってお聞きになったことがありますか。
東海地方の話です、ご存知ないかも知れませんね。
梅雨が明けしてから3日間が一年で最も暑い日だと云う意味です。
しかし、それは昔の話。今では「梅雨が明け半月」と申して2週間ほど猛暑日が続きます。
今日も今日とてその真っ只中です。熱中症には気を付けて下さい。
それと、コロナ禍がなければ24日から「東京五輪」です。どうですか・・・
この猛暑の炎天下でオリンピックです。考えてしまいませんか。
それは余談ですが。夏休みの話です。
今年は日本中、コロナ禍の影響で、夏休みが短縮されます。
我が岐阜県でも短縮されますが、これが結構バラバラです。
もっと長いのが白川村の26日間。最も短いのは多治見市他の9日間で、
後は23・20・19・18・16・12・11日となっています。
どうしてこんなにバラバラなのかは分かりません。
市町村の教育委員会の考え方なのでしょうが、
意外に問題になっていないのが不思議です。
コロナ禍がなければ、7月の最終週から8月末までで、誰も問題にしなかったのですが、
短縮となって「夏休み」ってどうなの、そんな疑問が湧き上がりました。
これは教育改革には良い機会だと思います。
短縮の理由は学習時間の遅れを取り戻す。
学習時間だけを確保することに重点が置かれてはいないでしょうか。
そうなのです。教育委員会お得意の保身のためのアリバイづくりです。
教育現場では「七五三」という言葉があります。
小学校7割、中学5割、高校3割しか学習内容が理解できない実態を示す言葉です。
大方の教員たちは理解しているそうです。
夏休みの短縮はそんな実態を解消するに絶好の機会だと思います。
そんな視点があればですが。
文科省の資料です。公立小中学校の冷房率は今年の3月で90%を越しました。
特別教室を除けばほぼ100%です。夏休みって「暑くて勉強できない」から、
夏休みです。でも学校は冷房が効いてて涼しい場所です。
ひょっとしたら、家庭よりも環境が良いかもしれません。
であれば、夏休みなど無くせば良いのではないでしょうか。極論です。
冷静に申せば、そもそも短くすれば良いのではないでしょうか。
その間、「七五三」の解消に努めれば結構な教育改革になると思うのですが・・・
高齢者に涼しい場所に居なさいと気象庁が熱中症対策を声高に叫べば・・・叫ぶほど、
学校の冷房率100%の夏休みってどうかと思います。Goto

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