追儺(ついな)

節分です。日本中で豆をまいて・・鬼(疫病)を祓いましょう。
暦の上では明日・4日が立春です。春の始まりです。
中国では旧暦のお正月・・新年の始まりで通常ならば約4億人以上が
帰省して故郷で、新年を祝うのですが・・・ゼロコロナを目指す中国です。
徹底した移動制限で規制しています。
もちろん、明日から始まる北京冬季五輪を何としても成功させるためには
コロナ感染を拡大させてはならないという、習近平政権の覚悟でもあります。
今日は冬と春の季節の分かれ目・・・節分です。
ご存知かどうか、分かりませんが、日本には四季があります。
ですから、春夏秋冬、季節の始まる前日が節分になります。節分は4回あります。
でも、旧暦では春の到来を新年の始まりとし、取り分け大切にしていたことから、
立春の前日の節分だけが、節分として残り、あとは言葉として使わなくなりました。
古来より、季節と季節の隙間には災いや邪気が忍び込むとされてきました。
季節の変わり目は体調を崩すことが多いです。今年は風邪などを引きますと、
直ぐにコロナ感染者扱いですが・・・「災厄」や「病魔」「油断」といった
嫌なことを鬼と一緒に祓ってしまう。それが「鬼は外」の豆まきを始めとする
節分に風習となっています。
因みに鬼の姿の由来ですが、
「鬼」は人を襲うもの、目に見えないものである「隠(おん)」に由来。
昔から「鬼」のような悪いものは、丑寅・北東の方角「鬼門」からやってくると
考えられてきました。そのため、牛の角と虎の牙を持つ鬼の姿が・・・
(トラのパンツは近世から)出来上がったといわれています。
節分行事の豆まきは14世紀頃に始まったようです。
平安時代の宮中行事であった邪気払いの風習「追儺(ついな)」をツールとし、
豆をまくのは「魔(ま)を滅(め)するのロゴ合わせからきているそうです。
追儺は・・・疫病をばら撒く鬼を追い払う宮廷行事で、大晦日に行われます。
立春の前日は大晦日でもあります。
疫病(オミクロン株)が猛威を奮っています。
今夜は、誰もが豆をまいて鬼(疫病)を追い払いましょう。
そうそう。鬼が苦手と伝わるイワシも食べましょう。
鬼は外・福は内・・・鬼は外・福は内・・・
無病息災・家内安全・・・そして北京冬季五輪での日本選手の活躍も祈りましょう。Goto

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