ニュースリテラシー教育

読売新聞と電通はSNSの中にもっと深く入り込め。
小・中学生はメデイアの多様化が子どもたちのニュースに対する意識を
どのように変えたのか、どんなメディアから収拾しているのか・・
そんな調査を読売新聞と電通総研が共同で実施した。
結果は、SNSからニュースを得ている児童・生徒が56.3%に上った。
半数近い47.0%は、誰が情報を発信したのか、情報源を確かめていないこともわかった。
調査は2021年9〜10月、読売新聞教育ネットワークの協力校に呼び掛け実施、
小中学校42校の小4〜中3の計6302人が回答した。
総評は・・・学年が上がるごとにSNSでニュースに触れる割合が増え、
発信元を確かめずに情報を受け入れている子どもが半数近くに上がっている現状が
明らかになった。デマなど悪意ある情報を拡散させてしまう懸念があり、
専門家は情報を吟味して、真偽を見極める力を養う「ニュース・リテラシー教育」の
必要性を強調している・・・とまとめた。
個別には・・・問題は以下の2点。
1・スマホをいつでも自由に使える・・・小6で47.3%、中3で84.3%・・・
学校でスマホの使い方や利用法は教えていない。親がチェックして、危険だと思う情報を
遮断して買い与えているのが現状。そんなものは直ぐ解除できる。
1・家族や教師、友だちと「良く話す」子どもは発信源に興味を抱くが、
「あまり話さない」子は確認しない傾向がある。学校で教師がニュースを語り、
家庭で親子がニュースについて話すと発信源を確立する率が高い。
さて。私の感想です。
子どもにスマホの教育リテラシーを身に付ける教育を学校でやる前に、
大人の教育が必要なのではないでしょうか。社会全体でニュースリテラシーの教育をする。
その前提がない限り、子どもがニュースの信憑性を疑うことはない。
上から目線で、子どもがニュースの情報源を確かめないことを嘆いても意味はない。
今やスマホは生活の一部です。悪意あるニュースもまた生活の一部です。
変だとか、おかしいと見破るのは難しい。大人が簡単に騙されるのに・・
子どもには見分けろというのは無理な話。
こと、ニュースで言えば、新聞が最も信頼されている。
新聞記事には何重ものチェックがある。テレビもNHKを始め、
どの放送局もフェイクニュースは流していない。
であれば、新聞が、テレビがSNSの中にもっと深く入り込むべき。
子どもたちに、新聞社とテレビ局が発信元であるニュースは安心して読みなさいという
啓発活動を強めるべきではないか。それが新聞の雄、読売新聞社と
広告業界の盟主電通が為すべき役割ではないでしょうか。Goto

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