政府が発表した二つの方針の原案・・・如何にも陳腐です。
新聞によって、これだけ評価が違うのです。
私の趣味は新聞を読み比べることです。
普通、新聞を読む人は日刊紙と経済紙の2紙ですが・・社会を生き抜こうと思えば常識です。
私は6紙(朝日・読売・毎日・日経・中日・岐阜新聞)に目を通します。
それに、石巻日日新聞。週に一度まとめて送って頂きます。たまに政党新聞も開きます。
全国紙でもこんなに考え方が違うのかと思うことがしばしばあります。多くは政治論評ですが。
例えば、5月31日に岸田首相が「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」と
「新しい資本主義のグランドデザイン(全体構想)および実行計画」の原案を発表しました。
いずれも日本の進路を決めるモノです。
骨太方針のポイントは
1・経済安全保障の推進体制強化に向け、内閣府に推進室を設置する。
1・防衛力を抜本的に強化する。
1・「国民皆歯科健診」の実現に向けて具体的に検討を開始する。
新しい資本主義の実行計画案のポイントは
1・「資産所得倍増プラン」を年末に策定。 NISAやiDeCo(イデコ)の改革を検討する。
1・非正規雇用を含む約100万人を対象に能力開発や再就職支援をする。
朝日は社説で・・・分配重視の理念が消えた。と批判的です。
読売は成長へ「人への投資」との見出しで主旨を丁寧に説明します。肯定的です。
どちらの見方が正しいのか・・・読み比べてみないとわかりません。
私の感想では、朝日は新しい資本主義は「分配」に重きをおくことを評価しています。
読売は防衛力の抜本的強化を支持しています。朝日はこの二つの提案のうち、新しい資本主義、
全体構想に注目し、読売は骨太の方針に関心を示しています。
私的には朝日の主張する分配重視が消えたとは思いません。「人への投資」について
企業に賃上げを促しています。そこを飛ばして、貯蓄に偏る個人金融資産を
投資に振り向ける施策に注目して、批判するのが朝日流の身勝手です。
読売もウクライナ紛争や東アジアの一方的な現状変更の試みで安全保障環境が厳しさを
増していることから「防衛力を抜本的に強化する」から「大幅に強化する」としたことに
焦点を当て支持していますが、些か冷静さを欠く見方ではないでしょうか。
それと、骨太の方針でわざわざ「国民皆歯科健診」の実現に向けてを取り上げていますが、
私のように抜歯して治療中、歯が如何に大切かと思う老人からすれば、なるほど、歯の健診を
義務化するのは良いと思うのですが。でもよく考えてみますと、歯だけを取り上げるのは
参院選も近いし、キナ臭さを感じます。
そんな穿った見方は間違いだと言われるかも知れませんが・・・
政府の二つの方針・読み比べてみて、全体的に如何にも陳腐・古い施策を引っ張り出して
それらしく見せようとするのが鼻に付きます。参院選睨みで無難に、無難にですかねぇ。
新聞を読み比べることでわかることはたくさんあります。
エッ・・・新聞など購読していないですって・・・あれあれ。Goto
新聞読み比べ・・・

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