本場四川の麻婆豆腐を食べたことがあります。
いつだったかなぁ。20代の後半ですから、半世紀近く前のことです。
当時働いていた団体が中越戦争の最前線である中国四川省・昆明に行く青年活動家を募った。
岐阜から誰か・・・となり、私に白羽の矢が。全国から20名が参加、
24日間、刺激的な中国研修旅行でした。
今日、6月6日は何の日か?調べて見ると何と多いことか。
芸事を習うなら6月6日から始めれば上達する・・・なんてものもあれば、
最もらしいのは、後奈良天皇がこの日、災いや疫病除けの神事をされた際、
梅が献上されたから・・梅の日だとか、梅雨です。さもありなんですね。
それと、今日は「麻婆豆腐の日」だそうです。うぅーん・・・麻婆豆腐の日?
なぜ、なんだ?理由が良くわからない。調べて出て来ないのですが、丸美食品っていう
メーカーが1971年の6月6日に麻婆豆腐の素を販売した日で、日本記念日協会が認定した。
そうなのです。麻婆豆腐の日ではなく。「麻婆豆腐の素の日」なんですって。
元(素)が違っていたので、検索に出て来なかったのですね。
話は戻りますが、半世紀近く前に訪れた中国、最初の訪問地は北京。
人民大会堂で李先念副首相と会談。会談と言っても末席にいただけですが・・
記念写真は今でも残っています。
北京飯店に泊まり、3日たっても5日たっても動かないのです。
ずぅーと北京に滞在です。中越戦争の最前線どころか、北京を動かず・・
そのおかげで、北京市内の観光は徹底しました。その折に北京ダッグも初めて食べました。
1週間目に万里の長城を見学、そして四川省・成都を経て昆明へ。
仲間たちが四川省なら四川料理だ・・・四川料理と言えば麻婆豆腐だと。
そこで、工作員の楊さんに今夜は麻婆豆腐が食べたいと、それも激辛のをと。
(当時は団体に2名の添乗員(工作員)が付きました)
それも元気の良い奴がお願いしました。工作員楊さん、お兄さんたち、食べられませんから
やめておいた方が良い。日本人向けにアレンジして上げますから、それにしなさいと。
それじゃ、激辛はやめて一般の人たちが食べる味でお願いします・・・ってことに。
なぜ、そこを覚えているかと申しますと、その味に嵌ったからです。
旨いと言いますか、辛いと申しますか。豆腐も日本のように柔らかくはない。
ひき肉も大粒で、味付けはそんなではないのですが・・・辛いと言ったらない。
その辛さに、全員が七転八倒。顔から火が出るとはそのこと。でもその味が忘れられません。
だから覚えています。
てなわけで。今日は「麻婆豆腐の素の日」・・・今夜はあのときの味を思い出して、
辛目の麻婆豆腐にしようかな。えっ・・・丸美屋さんの素で作れって。
全部で6種類あって「贅を味わう辛口」が、良いかも。Goto
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