無書店自治体

街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟が提案書・・
猫の額ほどの自室ですが・・・足の踏み場もないほどに本が積み上がっています。
尊敬する先輩・政治の世界で現役・多忙を極め活躍中です。久方ぶりにお会いしました。
ひょんなことから、読書談義に・・「本を読む時間がなかなかないのだが、
リタイアしたら、本を鞄に詰めて心に秘めている場所に旅するのが夢なんだ・・
そのために、時間を探しては本屋に立ち寄り、読みたい本だけは増えるのだが」と
私「風雪に耐えた本を毎朝、30分だけ読もうと思っていますが、
遅読に、もうろく、ますます頭が回らなくて一向に進まないのですが・・
続けることだけはやめないようにしています。だから、本が貯まるばかりです」と。
あなたは・・本を求めるとき、どんな情報を元にしますか・・
かの先輩は暇を見つけては本屋に立ち寄るとのことですが・・
私の暮らす岐阜、本屋が減りました。新聞を捲るのが趣味ですから、情報源は新聞の
書籍広告です。でも出版不況なのか、最近は書籍広告もめっきり減りました。
こんな議員連盟があるのをご存知ですか・・・
約150名の自民党議員が参加しています。なかなかの組織です。
「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」です。
全国1741市区町村のうち、26.2%にあたる456が地域に書店が一つもない
「無書店自治体」です。(出版文化産業振興財団調べ)1店しかない自治体を含めると
790となり。4割以上を占めます。出版不況が続いています。本と人が接する場は
ますます少なくなります。11年には全国に1万6722店あった書店、21年には1万1952店、
10年で3割減です。中小の書店が音を立てて廃業しています。
「このままでは、この先10年でほとんどの書店が消える」そんな危機感を財団は訴えます。
それを受けての議員連盟です。このほど総会を開き「国の補助でICタグを本につけ
返品や品切れ削減などの流通改善、万引き防止効果を図るや、インターネット書店の
送料無料化など実質的な値引きに制限を設けるとか、公共図書館が同じ本を
過剰に購入することや新刊の貸与開始時期についてのルールを設けるべき」などの提言を
来春政府にするそうです。
海外では国が文化保護の観点から様々な対策をとっているそうですが・・・
本屋がなくなる。新聞も読まれない。テレビに書籍案内コーナーはない。
スマホに書籍の広告はない。となりますと、人と本はどこで触れ合うのでしょうか・・
本を読まない人が増えるのも必然かも知れません・・それで国が持ちますかねぇ。
かの先輩はこの現状をなんと仰るのか・・・Goto

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