またね・・・・

週刊朝日・・・最終号は完売らしいです。

さすがに朝日新聞です。惚けた記者がいるものです。
いやいや・・・批判しているのではありませんよ。褒めているのです。
トレードマークがアロハです。ハワイじゃあるまいし彼の制服はアロハシャツ。

編集委員だそうですから・・・純粋な記者ではない。でも生涯一記者が似合う。
なぜ、惚けた記者と表現し、ブログに書いてみるかと思ったのかというと・・・
5月30日の朝日朝刊に新聞記者の文書術というコーナで記者魂をこんな表現で。

「ブンヤって奴は自分の得手を人に教えるようになっちゃあ、焼が回った証拠」とアサヒカメラのヘンテコな編集長に教わった。文章術なんてものを人に
教えるものではないのだが「善く生きるための文書塾」なんて本を書いた、
だから記者としてもライターとしても焼きが回った証拠だ・・と言いながら・・

文章の書き方なんて自分がいちばんわかっちゃいない。
私はド下手。万年新人。文章を書くという営為は、深い沼だと思っている。
書くほどにはまる。新しい文体、語彙(ごい)・・誰も見つけてこなかった
テーマ、自分だけのジャンルを創りだす。・・ことに心血を注いでいると。
なかなかの文書術の蘊蓄ではないですか。

同日の新聞「新聞記者の文章術」が掲載された次ページに・・
「週刊朝日は今号をもって休刊します・またね!」という・・・広告が掲載。
創刊から101年。日本でもっとも古い総合週刊誌が歴史の幕を閉じました。

これって休刊と書いていますが廃刊ではないですね。休刊ですよねぇ。
総勢101名超がコメントを寄せた「さよならは、するけれど」の企画がありますが・・永久にさよならなんてことはないですね。するけれど・・ですよね。

天声人語に、最終号が取り上げられています。
「新聞が伝えきれない、こぼれ落ちた思いや興味を伝えるのが週刊朝日だった」
と、最後の編集長は言う。天声人語氏は「記録だけでなく、人々の記憶にとどめたい」やり場のない思いを込め、夜空を見上げる・・・さようなら、週刊朝日と休刊を惜しむ。

編集人たちが最終号につけた見出し。最後の一言は「またね」です。
これだけの編集者・記者たちが力を込めて、「休刊」したくないと
叫んでいるのに・・・なぜ、なぜ、休刊になるのか・・・

もしもです。「新聞記者の文章術」を書くような惚けた記者たちが・・
週刊朝日の編集者だったら、継続できたのではないか。
吉永小百合さんが・・100年も続いた大事な雑誌をやめるなんて・・
トップが悪いんじゃないですか・・・とストレートに確信をついた声を。
そう思うと悔やまれてなりません。

あえて申します。「またね」ですよね。間違っても廃刊ではないですよね。
とりあえず、最終号です。購入・宝物として・・手元に保管します。Goto

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