岐阜新聞社・中日新聞社・・心をひとつに・・・
岐阜・長良川の花火・第1回「ぎふ長良川花火大会」
テーマ「平和に願いを込めて」と題し8/11(山の日)に開催されました。
好天に恵まれ絶好の花火日和、久々に岐阜の街が賑わいました。
花火は・・岐阜新聞・中日新聞・岐阜商工会議所・岐阜市の4団体のよる実行委員会形式で主催されました。岐阜の花火は岐阜新聞が長良川全国花火大会として昭和21年に始まりました。昭和30年・中日新聞が1週前の7月最終土曜に開催、鵜飼と並んで岐阜の夏の風物詩として二つの花火大会が開催されてきました。
東日本大震災で中止になったことはありましたが、この4年間はコロナ感染防止を理由に開催されていませんでした。このまま岐阜には花火が消えてしまうのではないかと危惧されましたが、関係各位の努力により、形を変えて再興されたことは誠に喜ばしいことです。
長良川の花火は、市民にとっては夏を告げる憩いであり、花火に託けて帰省者が集う文字通りの風物詩でありました。同時に、二つの新聞社にとっては、新聞社の威厳を発揮し、新聞の拡張を競うきな臭い新聞戦争の一大イベントでもあり、70余年にわたる両新聞社の確執の象徴でもありました。
昨今の新聞購読者数の減退は、両新聞社にとって、花火はコストの掛かる・・
荷物の様相を呈していました。それに岐阜市民、とりわけ打ち上げ現場周辺の
住民からの苦情に手を焼いていました。
市民の期待とは裏腹に・・・果たして花火を打ち上げる意味はあるのか。
そんな声が両新聞社から上がっていました。幸か不幸か、雑踏を避けねばならないコロナ事情。長良川の花火はもう途絶えてしまうのではないか。そんな不安は市民の間に流れました。
しかし、二つやる必要はない。両新聞社が過去の恩讐を乗り越え、
一緒にやろうじゃないか。とりわけ、岐阜新聞側が呼び掛け、中日新聞が快諾、それに商工会議所が花火の火を消してはならないとの熱い想い。岐阜市長が呼応し、花火に思い入れのある企業・市民が立ち上がっての大会開催となりました。
我が家は長良川まで徒歩で10分ほどの距離にあります。
以前は中日新聞の花火大会には、河原で鑑賞しました・・
その都度、中日新聞の前会長に今年も花火を打ち上げて頂き
ありがとうございます。と、お礼を申し上げていました。
今年は、我が家で帰省した孫たちと一緒に楽しませて頂きました。
長良川の川幅は意外と狭いです。岐阜の村瀬煙火・長野の信州煙火・
大垣の高木煙火・愛知の加藤煙火の4社、いずれも岐阜新聞の花火を支えた花火師たちが・・・競演しました。「心をひとつに」すればやれないことはないですね。素晴らしい花火大会でした。感謝。
ぎふ長良川の花火大会が永遠に続きますようにと願います。Goto
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