終戦の日に想う。

子供たちに原爆資料館を見せる。防衛費を考える・・・

今日は台風7号が猛威を奮っていますが・・・・
「日本のいちばん長い日」であった終戦記念日です。
日本国民なら、戦争の恐ろしさ、悲惨さ、無意味さを再認識すべき日です。
決して戦争は他人事ではありません。

遠く離れていますが、ウクライナではロシアの侵略による戦争が続いています。
その影は世界経済に及び、日本にも被害が及んでいます。中国の度重なる台湾への威嚇、台湾海峡の有事がジワジワと現実のものとなりつつあります。

先日、私の尊敬する経営者・来年傘寿を迎えられます・・・
彼曰く、「地域の若いリーダー、経営者を集めて定期的に勉強会を開催しているが、ある時、第三次世界大戦が起こるかどうかが議論になった。君たちは万が一、日本が戦争に巻き込まれるようになったなら、どうする。徴兵に応じるか、と質問した。全員が首を横に振った」「その時が来たら、老骨でも戦場で何か役に立つことがあるのではないかと思っている」と述べたと。

それを伺い・・・私ならどうする。遠くから戦争反対と叫んでもせんなきこと。
人生残り少ない。多少長生きしても差して世の中に役立つこともなかろう。
であれば、私も戦争の邪魔にならぬ程度に、最前線で若き兵士たちの弾除けぐらいはできるだろう・・・そう思っています。

とは申せ、本当にその覚悟はあるのか。と聞かれれば「ある」と答えるのですが・・・今日は二つのことを考えてみようと思う。
一つは広島・長崎の原爆資料館に日本の子供たちが視察に訪れることを法制化すること。私もそうです。かの先輩もそうです。子供の頃、資料館で学びました。
如何に戦争が無意味で悲惨な現実であるかを。それが血肉になっています。
そうです。反戦とは申しませんが、戦争の残酷な現実を教育することです。

もう一つは防衛費です。この8月、24年度の予算概算要求が出されます。
防衛費は過去最大の7兆円台を計上する方向で調整に入りました。
岸田政権は23〜27年度に防衛力を抜本的に強化する方針で、昨年12月に
策定した安全保障費総額を約43兆円とたいした議論もなく明記しました。
ご案内の通りです。

これで良いのですか・・・ってことです。
ロシアのプーチンはウクライナで核兵器のボタンを押す可能性もあります。
このまま行けば、間違いなく日本の核武装化が浮上してきます。
防衛費は際限なく拡大します。その歯止めを掛ける議論をしなくて良いのか。
結果として国民が、防衛費の増額を望めば致し方ないのですが・・・

私は今のように、対処戦法で防衛費を増強するのには反対です。
米国の軍需産業を太らすだけです。今はハイテクの時代です。
マイナンバーカードひとつ、国民に浸透できない国です。

日本的なハイテク兵器を考える余裕はありませんが、
しかし、責めて、被爆国としての矜持を持つべきであり、
平和憲法に相応しい防衛費のあり方については国民の合意を得るべきではないでしょうか。今日は面倒がらないで、戦争とはなんなのか・・戦争と真摯に向き合ってみたいと思います。Goto

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