テレビ局のストライキ31年ぶり・・自分たちでドキュメントを・・
交渉の結果がどうなったか?教えて欲しいのですが・・・
TBS系列のテレビ局・テレビ山口(tys)が、冬のボーナス支給に対する
経営側の回答を不満として、15日から48時間ストライキに入りました。
そのため15・16日両日、夕方の番組の一部を休止して、
JNN(TBS系列)の「Nスタ」が放送。管理職で非組合員はニュースを担当するなどして対応がなされました。
同社の総務局や組合によると、組合員は社員の約半数の40人。
冬のボーナス支給をめぐって組合側は物価高などを背景に
昨年を上回る額を要求したのですが、会社側は業績悪化を理由に減額を提示、
交渉が決裂しました。
このため、組合側は15日午前0時から報道、アナウンサー、営業、制作、
技術といった職場で48時間ストライキに突入。会社側は管理職の非組合員や
外部のスタッフらで業務をこなしたという。同社は「通常の番組を変更し
大変ご迷惑をおかけした」と話しています。
テレビ局のストライキって、31年ぶりです。私の知る限りでは、放送局の
給料は他の業種と比べると遜色がないどころか、高額の部類にあります。
tysが特別に低いという話も聞きません。20年には新社屋も落成、順調な経営がなされていると思われています。
tysはJNNのフルネット局です。全国ネットを条件にスポンサーはCMを出稿しています。このストはキー局にも少なからず影響を与えます。どのように処理されるのか、業界では気になるところです。
それと、会社側は業績が悪化しているからと、冬の賞与を減額するのは
如何なものか。世の中はインフレです。それも賃金の上昇よりも物価の方が上がるという悪質なインフレです。そんな社会状況下、賞与とは申せ、減額をするという経営判断。経営センスと申しますか、経営努力が欠如しているとしか
申し上げようがありません。組合側の言い分に正当性があります。
こんなセンスの経営をしている経営陣だから、組合員にスト権を行使されるのです。放送局は免許事業です。地方の有力者が経営権を持っている場合が多いのが実情です。このストライキが実行された以上、ぬるま湯に浸かって安穏としていた経営は退陣すべきです。その厳しさがあってこそ、tysの再生も可能でしょう。
それとであります。連合を始めとする全国の労働組合。
テレビ局のストが31年ぶり、昨今、ストライキ闘争などとんと聞かない話です。春闘以外は労働組合が姿を現すことはほとんどありません。
このストライキは、働く人たちの「風を読め」なくなってしまった、
組合運動も問われるのではないでしょうか。
あえて申します。tysの組合はこのストライキ闘争のドキュメントを
作って放映してはどうか。もちろんスポンサーは山口県の連合です。Goto
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