コンビニに本屋を併設してはどうか。そのための予算を。
街から本屋が消えた。全国の自治体の4分の1には本屋がない。
本屋って本と人をと結ぶ地域文化の拠点。
本は豊な想像力や独創性を育む人材を育てるモノ。
本屋が減って本と触れあう機会が減るってことは国家的な損失でないか。
そんな観点から、読売新聞と講談社が「書店活性化へ向けた共同提言」を
まとめ発表した。私なりの思いを綴ってみたい。
その前に。読売新聞に敬意を表したい。真摯に「国家」の行く末を憂い、
実に真面目に「書店復興」について考えている。これぞ新聞である。
「新聞命」(しんぶんいのち)の私としては、新聞離れが決定的になった。
その理由は色々あるだろうが、本質は新聞情報を国民が必要としてしていないからである。昨日起こった暗いニュースを翌日の紙面になぞる。そんなものを誰が必要とするか。
一つの事象をじっくり分析し、建設的な提案・提言をするところに
新聞の価値があるのではないか。読売新聞の「書店振興」への提案に
新聞のあるべき姿を、私はみる。企画を組んだ編集局に・・・頑張れ!とエールを贈りたい。
さて・・・減り続ける街の本屋をどうするかの提言について私の思いです。
本屋の位置付けが大袈裟過ぎます。本屋がない自治体・そこには文化が育たない。海外ではフランスやドイツ・韓国は書店を「生活必需品商業施設」と位置付け「カルチャーパス」の制度を設け国家的に支援している。その視点が政府に必要と。
日本では経産省が大臣直轄のプロジェクトを創設。支援を始めたが、
遅々として進まぬ。まずは補助制度を作って現有書店を守ってはどうか。
できないですよねぇ・・・そんなことは。だって本屋は営利目的の小売店です。売れなければ閉店するのは必然です。「知のインフラ」だとするのには無理があると思う。
であればどうするのか。今、日本全国どこにもあるのは・・・コンビニです。
過当競争の時代に入っています。このコンビニに本の設置を義務づけて
補助する制度を設ければ、それで本屋は街に復活します。
問題は本が「生活必需品」であることを誰が国民を説得するかです。
ローソンでもセブンイレブンでも、経営者たちは本のもつ社会的役割を理解しています。しかし、ビジネスです。補助制度で一定に利益が確保できるならば、やるでしょう。本屋の復活になります。
提案は5項目あります。
図書館と書店を連携させろ
キャッシュレス負担を軽減せよ。
書店のDX化を急げ・・
新規書店が出やすい環境を整備せよ・・・です。
街の本屋に価値があるとするならば・・・
この国に知の拠点を増やし、文化の創造のために。
老人が我慢すれば良い。そう思うのですが乱暴でしょうか。
読売新聞の真摯なる提案に対して、理想論を全て廃して
具体的で実効性のある提案だと思います。Goto
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