実りの秋、働く喜び

神無月です。思いっ切り働こうではないか。

九月は台風にも見舞われ雨の日が多く、すっきりしない天候が続きました。田んぼの稲は順調に育っているのだろうか。無事に稲刈りを迎えられるのだろうか。農家の方々のご苦労を思いながら、少し心配な気持ちで十月を迎えました。

自然は、人間の思いどおりにはなりません。雨が続けば心配になり、日照りが続いても案じる。それでも、農家の方々は天候を見極め、手をかけ、できることを一つずつ続けていかれます。秋の実りは、自然の恵みであると同時に、その恵みを信じて働き続けた人の努力の結晶でもあります。どうか今年も無事に稲が実り、稲刈りの喜びを迎えられますようにと願わずにはいられません。

十月は、日本列島が一年の中でも働きやすい季節です。暑さが和らぎ、空気が澄み、心も体も前を向きやすくなります。自然の実りを喜ぶとともに、私たちも自分たちの仕事を振り返り、これまでの努力を成果につなげていきたいものです。

仕事の実りも、ある日突然生まれるものではありません。日々の工夫や努力、仲間との協力、お客様や地域の皆さんとの信頼。その一つひとつが積み重なって、やがて目に見える成果となります。すぐに結果が出ないときも、目の前の仕事に誠実に向き合い、よりよい方法を考え続ける。その営みが、次の実りを育てていくのです。

私は、人間というものは働くから人間なのだ、と思っています。働くとは、ただ時間を費やすことでも、命じられた作業をこなすことでもありません。自分の力を誰かのために生かし、社会の中に自分の役割を見つけることです。

仕事を通じて人と関わり、責任を果たし、工夫を重ねる。その経験が人を鍛え、成長させてくれます。働くことには、暮らしを支えるだけでなく、自分の存在を確かめ、人としての力を磨く意味もあるのではないでしょうか。

在宅勤務についても、私は見直した方がよいと思っています。これは高市内閣が示した方針ということではなく、社会全体で働き方を考え直す動きの中で、私自身が感じていることです。

在宅勤務には、通勤時間を省けるなどの利点があります。その一方で、職場で顔を合わせ、すぐに相談し、仲間の様子に気づきながら働くことにも大切な価値があります。人は、人との関わりの中で学び、助け合い、成長するものです。仕事の内容や職場の実情を踏まえ、どこで、どのように働けば、人も仕事もよりよくなるのか。社会全体で改めて考える時期に来ているのではないでしょうか。

高市内閣の「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」という姿勢には、私は共感します。働くことに誇りを持ち、自分の力を尽くして社会に貢献する。その決意は、国を前へ進める力にもなると思います。

もちろん、ただ長く働けばよいわけではありません。休むときにはしっかり休み、働けるときには力を尽くす。心身を整え、互いの努力を認め合い、一人ひとりが力を発揮できる環境をつくることも大切です。働くこと、学ぶこと、修養することは、いずれも自分を育て、周囲に尽くす営みです。

九月の雨を心配しながら迎えた十月。稲の実りを願うように、私たちも日々の仕事を大切にし、努力を確かな成果へ結びつけていきたいと思います。働きやすいこの季節、ともに働き、ともに学び、実り多き月にしていこうではありませんか。Goto

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